イチローの肉体と精神

2005年05月25日 | MLB
俺は今まであまりイチローについてコメントしなかった。
イチローは誰しも野球ファンなら「天才」「進化し続ける男」と異名を数々持つ。
バットはまるで「オズの魔法使い」のように。「バットではなくイチローの場合はテニスラケット」
そんな米誌も賞賛する。
まさに日本に限らずHEROの中のHEROだ。

イチローの持つ肉体に衰えを感じさせないのには本人曰く「もっと野球がうまくなりたい」
という。滅多にシーズン中インタビューに答えないイチローは年間通して特にオフシーズンに彼の言動でイチロー野球哲学が見える。

バットコントロール、守備、投げる、走るでイチローは全米に「こんな選手が日本にいるのか!?」と
思わせた。
ただ彼も精神が不安定になり、眠れない、吐き気がする日が何日もあるという。
あのイチローが!!でもイチローも人の子。
人の見えないところでの努力は素晴らしい。
記録と記憶を二つ兼ね備えている男だ。

しかし今最速1,000本安打達成か?とかイチローだから出来ることだろうが
周りは常に彼に記録更新を期待する。期待するのは勝手だが萎縮してしまわないか心配である。

マリナーズ戦を見ているとAL西地区は強豪が多いとは言え、決して最下位に甘んじるチームではない。
それになんかイチローって鉄火面のようなサムライのような「チームの中のイチロー」ではなく
「イチローマリナーズ」みたいな試合がいくつかある。
そんなイチローもたまに「あんなプレーしてたら勝てるわけがない」とチーム批判をする。
全てを完璧にしたいイチローには目を覆いたくなり、勝てないイライラからそんな言葉が出る。

俺は昨年262安打の記録更新をしたイチローは凄いと思いつつ完全に夏の時点で優勝戦線から脱落したマリナーズがもうチームバッティングしない(しなくていい)結果もあると思う。
あれで熾烈な1位争いをしていたら敬遠、勝負をしないボール球を投げられたりと262安打達成はしていたか?
疑問である。
自分の野球を崩さないイチロー野球哲学に感銘するがみなイチローのようにはいかない。
イチローだって負けるのが大嫌いな男。
チームが強くそこでイチローのあのプレーが見れたらいいと思う。
代理人、契約約款等で移籍問題は分からないが
俺の夢はイチローがヤンキースにきてレフトシェフ、センター松井、ライトイチローで外野を固め
ヤンキース野球にイチローが見出すものは多々あると思う。
イチロー!!偉大なのは認めるがチームの勝利と勝つべきチームでプレーしてみませんか!?

ニューヨークは君を大歓迎するよ!!