ニートに想う。

2005年05月06日 | 独り言
ニート。

学生でもなく、就業者でもなく、求職「活動」もしておらず、主婦(主夫)でもない
という者をさす。
注意点
「フリーター」はニートに含まれない。
また、就業意欲があっても求職活動していなければ「ニート」になる。
ただし,家事手伝いはニートに含まれる.
と抜粋してある。
GW明けか仕事が始まり五月病という時期でもあるのか?

俺は中三からバイトをしてきた。仕事をすることで多くを学び、人と触れ合い賃金を頂く。
就職して関東は当然、日本各地に出張し転勤し海外でも働いた。
社会の厳しさ、縦社会企業への反発。
でも食べていかなければならない。働いて稼ぎを手にしなくてはならない。
「働かざる者食うべからず」という言葉がある。
俺はこのニート諸君らが最近メディアに登場し家族もインタビューに答えたりしているが

その実態は複雑だが俺の見解はこうだ。

そもそもニートなんて誰もなりたくない。多くのニートは対人恐怖症だと言う。
だからと言ってドメスティックバイオレンスや犯罪に手をそめるわけでもないらしい。
これは一種精神的病と判断されたい。
確かにニートはこのまま上昇傾向にあり、労働力低下、企業の経営悪化、諸外国との経済格差と大問題に
発展する。

ただ多少の怪我(骨折等)風邪なら暫く安静していれば回復するがこの精神的病は過剰すると酒、薬物に走り強いては犯罪になるが、薬物治癒の患者は「罪」にならず「罰」を受けないことになる。※前者の薬物は覚醒剤等の違法薬物。後者は病院から出る精神病のお薬。

世間で活躍している方や、戦後の焼け野原で死に物狂いで働いてきた人生の先輩には「ニート?なんだそれ!!気の持ちようだ。病は気から、しっかりせい!!」と言う。

これだからニートが増えると思う。
もっと「話す、話し相手になれる人がいる、無料で受け入れられるカウンセリングの整備」
この辺りは日本は特に欧米から送れを取っている。
これは21世紀の現代病なのである。
ニートとは関係無いが今回のJR福知山線脱線事故も企業体質が浮き彫りになり日々の仕事に疑問を抱えながら言いたくても聞いてくれない、聞いても答えてくれない。そんな中での事故だったかもしれない。

人にはそれぞれの能力がある。ただ潜在能力という自分で気が付かないものを友人、上司が引き伸ばしてくれるのらいいが、紙切れ1枚程度のマニュアルでその人の人格無視の指示、命令が出される。

同じ日本人としてその地に暮らし日々目まぐるしく良しにつけ悪しきにつけ動いている社会。
結局、こういう人達の助け船というか道先案内が少なくなり、自分さえよければ、自分さえ出世すればという考えの人間にはなりたくない。

もし今でも「自分だけ」と考えている人が多いとしたらその代償は計り知れないものとして返ってくる気がしてならない。