グラブルを初めてもうそろそろ二年が来そうで、えっ毎日コツコツ二年もやってる割に私のグラブル未だに滅茶苦茶弱いんですけど。
っていうくらいグラブル下手くそ芸人なんですが、やり始める前は、「エッジとリディアはどうなっていたのか」からの流れでFFⅤをやってたんですよ。
やってましてねぇ。もう二年も前なのか…。
それでFFⅤが発売した時に漠然と吸収していたゲームの印象と、今こうして時代も流れて思春期とか社会人になったりして、いろいろ超えちゃってもう一回やり直してみると、頭や身体が覚えてること以外に、気づくこととか出てくるものなんですね~。
それをつづりたいと思って放置ですよ。
古いとか新しいとかじゃなくて、当時の価値観とか今の価値観とか、いいとか悪いとかじゃなくて、それを超えて変わらないものとか。
あったんだなぁ。
何を言いたいのかよくわからないけど。
FFⅤは、今も昔も思うんですが、雰囲気が明るくて、全体的にポジティブ。
色彩とか曲調とか、登場人物のデフォルメ感とか。
見たまま感じたままの明るさがあって。
まぁ展開的にはつらい事も悲しい事も沢山あって別にあっけらかんとのほほんとしている訳じゃない。
でも、明るい。
「風が止まった」
というだけで、気象的には大変なこと過ぎるのに、気象的観念とか情報がない世界だから、無駄な不安に煽られてない。
やってみて思ったのが最初の船の墓場…?だっけ。
序盤も超序盤で、迷子ですよ。
頭がマップ配置を覚えなくなってて、何処から来て何処へ行くのかで戦闘を挟むと記憶リセットが始まって、アホみたいな方向音痴が始まる。
おかげでここ徘徊してるだけで随分強くなりました…。トホホ。
ファリスが女バレするのとか、シルドラの退場って割と序盤過ぎないか?と当時思ったりしましたが、今やってもそう思いました。(二年くらい前だけど)
いや、でもファリスが早々に女バレしないと、ファリス=サリサ=姉のイベントがい進まないんだろうってことはわかる。
でも、それでも男だと思っていた時間がもう少し欲しかったかもとか。
そして、新しい扉開いた感があるのが暁の四戦士、非常にエモイ。
グラブルにもいたなってくらいエモイ。(別)
暁の四戦士が、人につけられた名称なのかよくわからないけど、ノリで自分達で名乗っちゃっててもおかしくないくらい、この男四人が熱かった。
後付け設定盛沢山で後年突然発信されるスピンオフは正直言って苦手だけど、サイドストーリー程度のスピンオフとか全然オッケーレベルで見たい。
このゲームが出た時、このゲームの世界観とプレイヤーの持つ認識では、60歳の還暦世代は見事に老人であったけども、時代が変わることによって現在の認識だと60歳は初老のアクティブなイケおじくらいで何とかなるくらい若返っている。
浪平よりガラフの方がはるかに若く見える。
そのかつて世界を救った暁の四戦士の若かりし時代に想いを馳せる、馳せちゃうんですよ。
世が世なら私は暁の四戦士の本をアホほど買った世界線があったかも知れない。
そしてキャプションに書いてある、想像とか捏造とかモブが出てきます、オリジナル設定ですという羅列をかいくぐって読むのでしたみたいな。
ね!
バッツがさ、その暁の四戦士の一人の息子で、お父さんがこの世界に留まって様子を見続けることを一人選んだ後に、現地で後に出会った女性と夫婦になった。
これも、四戦士スポットだと、またこう趣があるんですよ…!!
バッツのお父さん、ドルガンさんがですね、ちょうど同じぐらいの時期に流行った他のゲームでパパスっていう有名なお父さんがいるじゃないですか。
似てそうで似てない、違いそうで違わない。被ってそうで被ってない。
旅する父親と息子。
それで、ドルガンさん自体は志半ばで亡くなってしまうのだけど、パパスと違って自分の遺志を変に息子に託したりして息子の人生を縛らなかった。
(と記憶してますが違ったら直します)
父の存在なしにして、バッツとガラフの、青年と初老の男の仲間としての信頼に、年齢を超えた友情みたいなのが出来てる前提に、お前があいつの息子っていう事実が判明する訳だ。
父親の代打でも何でもないけど、個人として同じことに参加してしまう、この親子二代の熱さですよ。壮大。
暁の四戦士は、袂を別って一人異世界に残ったり、妻を娶らなかったりして、個人の意思を貫いた中で、ガラフは息子と息子の妻と孫に恵まれてたけど、孫が産まれてすぐ息子とその奥さんを亡くすという、重たい展開がある…。
ガラフの奥さんの話も出ないから早くに亡くしてるんだろうなぁ(どっかの資料にあったかも知れないしなかったかも知れない)
最初は、私はかろうじてクルルの年齢が一番近かった世代なので、クルル目線でお父さんとお母さんいないのか…可哀そうだなぁ…。って思ってました。
ただ、もう今なら、我が子の成長も見ないままに自分より先に逝ってしまった息子展開が重過ぎてツライ…。
ツライ…。
そう思うと最終的に志半ばにして世代交代で亡くなったガラフの人生なかなかハードモードだし、唯一残った家族のクルルを思い出すことで記憶が甦ったのもわかる…。
暁の四戦士達が同じ意思を持った若いバッツ達とガラフの為に命を賭して世代交代で道を切り開いて亡くなっていくのもツライ…。
そして彼らは未練などなく引いていけるという…。
こんなに明るいゲームなのに…。
久しぶりにやってみて、このゲームは仲間に対するとても熱い思いに満ち溢れていたのだ…。
と、今更なが感じた次第です。
仲間、友情、バディ。
そういう印象を沢山持った私に、一つ大きな疑問が出ました。
この一つの疑問、私が今まで何の疑問も持たずに信じていたことを覆していくくらいの一つの大きな疑問なんだけど。
多分、公平に普通にゲームしてたら当たり前な話というところにたどり着くと思う。
続く。