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【微塵我報】

思い込みと勘違いと妄想と思い出補正の懐古厨による、最早ヲタクの余生です。
長いスパンでのヲタク終活始めました。

ナルサスとアルフリード①

2016年05月23日 14時41分53秒 | アルスラーン戦記
2016年になってしまいました。
小学生だった時に知った随分年上のいい大人であったナルサスよりも、20年を経て私がナルサスよりBBAになってしまったところで、その時から応援していた?ナルサスとアルフリードに最終な結末が出てしまいました。
ずっと待っていたのに、出てしまった。という言い方もおかしいですが、アルスラーン戦記15巻において、出てしまった訳です、結論。
昨今、作家が存命のうちに連載を終わらせられずに訃報となり、永遠に物語が終わらずに、そして結末がどうなるのかを知る者が誰もいなくなってしまった。
という作品の悲報が出る度に、頼むから御大はアルスラーン戦記を完結させてくれ。と切に願い続けました。
後、1巻、ほんとマジお願いします…。
読むのは毎度毎度いろんな意味で辛いんですけどね…出ない辛さより出た後の辛い内容を選ぼうと思います。





ここからですが、往年の原作小説読者層による長年の歳月で脳内を都合よくこじらせた男女カプ厨の個人的な着目内容だけが15巻感想になります。
物語全編としての感想はほぼないですが、早い話がナルサス様とアルフリードにまつわる話しかありません…ありません…。
検索ワードの何かのはずみでここに辿り着いてしまった方がいらしたら御注意下さい…!!



以下、完全にネタバレです。
(そして、後日その都度その都度この一連のシリーズは加筆訂正がバンバン入ります)


以下、過去のおさらい混じりですが、ナルサスとアルフリードにおけるアルスラーン15巻感想。
ええ…まあ…ここ何年も何年も、ナルサスの死亡フラグがビンビン過ぎて嫌な予感や切ない気分でいたんで、そういう意味ではナルサスに関しては腹をくくっていた、諦めていたんですよ生存は。
だってナルサスの知略に頼らなくても生き残っていかなくてはならないのはアルスラーンだし。
アルスラーンの考え方はナルサスの及ばない域まで達していた訳で、独り立ちすればするほどナルサスは必要なくなって来てたんで。
一切の助言なしで独り立ちせざるを得ない時、って物語最大の佳境かも知れないし、一切の助言すら与えられないって事は多分、死亡退場しかない。

そんな感じで、ナルサスとのお別れカウントダウンを漠然と整理しながら、ナルサスが逝ってしまう前に、アルフリードちゃんをね、どうにかして欲しいな。って思ってました。
個人的にはナルサスの死亡フラグに関しては、ナルサスは自分の死期がわかってるんじゃないかって勝手に思ってたので、
戦死や事故死ではなくて、病気隠してるんじゃないかみたいなところで、じゃあ、そうなる前にって。
そもそも、メルレインがアルフリードに、まだヤッてないなら一服盛ってでもヤれ。みたいな、兄として妹にするには過激な助言した時に、これ来るのどうなのちょっとそれいっそやろうよ!ってなけなしの期待値でハァハァしてたもんで。
ってなると、私の勝手な脳内は、本当に理不尽で不謹慎で申し訳ないけど、亡くなる前にどういう展開かわからないけど、何か一発くらい残してくれ頼む!!!っていう間違った切実さで期待を持ってしまった訳ですね。
その時もナルサスが自身の死を匂わせる発言を、死期を悟っていると何故か解釈してた私は、死期を前に娘の本懐を遂げさせて、もう、一回ぐらい腹くくって抱いてやれよ、くらいに思っていたんですよ。
それで、もしかしたらあわよくば、ナルサスの子供をアルフリードとエラムで育てればいいのかな…って、漠然と思ってました。
エラムとアルリードは後々くっつかないとしても、ナルサスの残した物を2人で受け継いで欲しいなと。
展開的にはちょうど、アルフリードはナルサスの家に一人で上がり込むような感じになって来てて。

そしたらさ、遂に来た訳ですよ15巻。
ナルサスによるアルフリードへの突然の「泊まっていけ」発言。
キターーーーーーーーーーー!!!
ナルサスは14巻辺りから要所要所でアルフリードを改めて意識しているような、恋愛感情として明確に意識している訳ではないけども、仲間としての好意と別な感情を持った、もしくは異性だと漠然と再確認した、人として一目置くようなところで何となく気持ちの何処かが覚醒した。ようなニュアンスがありまして。
その部分の積み重ねはナルサスの性格や心情を変えるほどではない微々たる物かなと思ってたけど、遂に高まったのか積み重ねで変わるものがあったのかどうなのか、ナルサスが自分にとって関係ないと思っていた結婚、しないと考えていた結婚を、まじめくさって「それも悪くない」と考え出したりで。

その後に、アルフリードへの愛情や好意を告げる類の一切の告白をせずに、あっさり一言、自宅に「泊まっていけ」
そういう意味での「泊まっていけ」
やろう。
ズルイわーズルイわー直球策士やわー!
「泊まっていけ」ですよ「泊まっていかないか」じゃないんですよ。
探り入れてるでも、お伺いでもないんですよ、決定を要求してるんですよ。
これ、この辺りも相手が自分のこと好きっていう確証があるから出来る事だなー。
アルフリードは「泊まっていけ」の指す言葉の意味がわかってしまった訳ですから、しばらくずっと片思いしながら好意を持ちながら仲間で友人待遇にいると思ってたはずなので、そういう向こうからの予想していない、すると思っていない夜の性的なお誘いに頭がパニックになりつつ、一応は、ゾット族は身持ちがかたくて、結婚前にしちゃったら家系の名誉が…みたいな事を前置きしますが、これ多分恥ずかしくてはぐらかしてる訳じゃなくてナルサスに、その事がどういう意味なのかしどろもどろで確認入れてると勝手な解釈。
そこはナルサス。
「式が後になるだけだ」
デスヨネー。
この時代この世界観で、登場人物の生き方にもよるので全体的にはどうかわかりませんが、アルフリードが聞いた話、あった話ともかくとして、アルフリード界隈においては婚前交渉はなしで、結婚の後に初夜がやってくるものだと考えてたのかな。
だから、今後の結婚ありきで泊まっていけ。なのか、結婚なしで泊まっていけ。なのかで話が変わってくると思うんですが。
アルフリードは前々からナルサスと結婚する!って豪語してて、それは子供が将来は誰々と結婚する!って公言するような印象だったとして、身持ちがかたくて結婚前にしちゃったら家系に傷が付くと考えている前提なら、ナルサスともしお付き合いしても結婚しなければボディ関係はないって考えてたんだろうか。
でもさー、ナルサスと結婚する!って騒いでたってことは、いずれナルサスとやります!って暗に公言してるようなもんだよな~って思ったら、アルフリードは序盤で何も考えずに、ナルサスの情婦って自己紹介してたな…そんな事実はどこにもないし、そんな事実も作ろうとしたなかっただろうけど…!

脱線しました。
ここでナルサスの泊まっていけ発言は結婚ありきのなのかどうなのかという点において、これから致そうとお誘いしている婚前交渉は、「式が後になるだけだ」
と言っている訳で、ナルサスはアルフリードと結婚してくれます!!!!
良かった!!!
式は後だけど!!!
とりあえず腹はくくったようです!!!
じゃあ、結婚する気が起きたならば、アルフリードは片思いのままずっと待ってる訳ですから、仮に、最初から「結婚しよう」って言ってた後に、その間にボディ的に待たせたとしても、今まで待った歳月より随分わずかだろうて、婚儀してから致せばいいのにって思わなくもないですが、どういう訳かボディの繋がり要求が先に来ました。
この辺り、ナルサスの発想が画期的なのか、ナルサスがアルフリードに対して高まっていたのかは謎ですが、自分に好意を持ち続けていた女子に一切手を出さなかったナルサスの突然の、泊まっていけからの、式が後になるだけ解答。

そして!!
「いやか?」
いやか?って!!!
コイツ天然なの策士なのなんなのwwwwwwwwww
ズルイわーーーーーー!!
嫌な訳ないじゃないですか、ずっと好きだった男が性的においでってお誘いをしているんですよ、結果的に結婚しようって言ってる訳なんですよ、嫌な訳ないじゃないですか、知ってるでしょ!!!!
この最高に舞い上がった状態で、ボディは後です!って言えるかな?流されませんか?どうですか…?
言えてこそ、アルフリードという気もしなくもないけど、「いやなわけない!」と、この浮かれた状態を受け入れてしまうアルフリードちゃんが逆に乙女で可愛いですね!
ナルサスずるい!
あれ?
「いやか?」のかかってる言葉って、式が後になるのがいやなのかって事か、婚前交渉自体をいやか?って事か今ちょっと迷ったけど、私は、これから合体する事のお誘いに対してのいやか?だと解釈してましたし、それで行こうと思ってます…。
どちらにしろ「いやなわけないだろ!」とキレ気味に即答したアルフリードちゃん。
だって!ずっと好きだったんだもん!!彼からやっとそれらしい望んだ声がかかって初めて女扱いされようとしてるんだもん!!!
嫌な訳がないじゃないですか!!!
そして、いやじゃない→オッケーの言質取っちゃうんですよズルーイ!
ナルサスは、婚前交渉は目をつぶっていただこう。ってまで言い切って…!
押し通すつもりだよ…!
「う、うん」
って、妙な説得力か、これを逃したら次がないのと思ったのか、アルフリードは婚前交渉決行に頷いてしまう~。
こういう時に、恋愛経験はなく、初恋でほぼ一目惚れに近い状態で好きになって、今も好きです、みたいなガサツな純真乙女が、忘れてたけど、若い時に宮廷で数々の女性達と浮名を流した事もあったらしい策士軍師の手腕本領発揮に屈するのは容易いよな…。
ほんと忘れてたけど…宮廷で浮名流せる奴だったよね…そういう場面なかったけど…。

押し通すつもりなのはいいけど、ナルサスはこれたまたまそういう機会が巡って来てお誘いしたのか、こういう時になったら誘おうとか前々から決めてたのか、
それとも思いたったが吉日状態で即決判断したかわかりかねるけど、私のテンション高まって文章長くなったから一旦切りまーす。




続く。
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