難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

通信販売の補聴器具の功罪

2007年08月29日 23時29分46秒 | 生活
070829_1234~001.jpg一般新聞だけでなく、ローカルな新聞や業界新聞などで補聴器具類の通信販売の広告を見ることがある。

広告料も安くはないので続けて掲載するからにはそれなりの受注数があるのだろう。

通販でこの種の機器を購入することは
1)難聴であることが恥ずかしいと思っている人には購入時に恥ずかしさを感じないで済む
2)しかし取りあえずは聞こえるかも知れない
自分の聞こえに正しく調整したりできない
3)修理や部品の補充に手間がかかる
4)より良い使い方などのフオローが得られない

070828_0837~002.jpgこれに対し難聴者との対応に優れた専門店による購入の場合は
1)聴力、難聴のタイプ、必要とする生活シーンに合わせた機器を選択出来る
合わない場合は無駄な出費をしないで済む
2)より効果的な使い方や他の商品の情報を得ることが出来る
3)修理の際の代替品を貸与出来る場合がある
消耗品や部品の入手が早い
4)聞こえの問題について、相談する糸口になることがある
5)顧客である他の難聴者を見聞したり、丁寧な店員の対応に接することで、自分の難聴に対する見方が変わるきっかけとなる

通販に頼らざるを得ないのは、身近に親身に相談にのってくれる場所がないからだ。
民生委員、ケアマネージャー、看護師の難聴に対する知識がないことも一因だ。

ラビット 記



聴覚障害者の政治意識とメディア論

2007年08月29日 08時47分52秒 | 生活
070827_2335~001.jpg070827_2336~001.jpg安倍総理大臣が参議院選挙で歴史的敗北をしたにも関わらず、民意は得られたとしと政策を継続するために組閣された。
テレビは競って特番を組んだがニュース枠以外は字幕放送はないままだ。
これでは、難聴者等は多様な意見に接することが出来ずに、健全な政治意識は育ちにくい。
多面的多様な意見の紹介がメディアの役割のはずだが、大学でメディア論を研究している研究者、学生はぜひ取り組んでもらいたい。

ラビット 記




安倍新内閣と障害者自立支援法。

2007年08月29日 08時46分28秒 | 福祉サービス
070826_1700~001.jpg070826_1701~001.jpg自民党の大敗であれだけ批判的なことを言っていた人が厚生労働大臣になった。

障害者も国民も戸惑うが、障害者自立支援法の抜本的建て直しに踏み切れるかどうか、注視している。

応益負担一時停止法案をどう受けとめるか。

障害者自立支援法はグランドデザインと企大業奉仕が背景にある財政の構造的ものなので期待は禁物だ。


ラビット 記