感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

同じ様な商品でも「完成品」と「現場組立品」の違いが出せる職人でなければ

2013-06-12 22:19:32 | 住宅リフォーム工事物語
今日がずっと火曜日だと思っていた自分、夕方になってやっと今日が水曜日だと気がついて慌てる始末に・・・

毎日のようにスケジュール帳を見てはいるものの曜日と日付が一致しないのは私の中ではしばしばある現象。

こうなると明日が木曜日だと焦り始めた夕方からは会社で本日、依頼された見積変更を3件こなした所でやっとひと息。

明日も朝から業者さんとの打ち合わせや本日、御連絡くださった「ファースの家」に興味をもっていただいたお客さんが来社される予定。

一緒に資金計画の相談もして欲しいとの依頼に久しぶりに資金計画のソフトの使い方を思い出さねば・・・

写真は午後から向かった倉敷市中庄の住宅リフォーム現場で追加でご依頼いただいた玄関下駄箱の取替え工事を大工の「小野くん」と取り組んでいる所。

家具屋さんで見かけるような規格の製品ではなく現場で梱包をバラシて組み立てるタイプのものだけに施工には随分と気を使います。

組み立てて取り付けてしまえば規格の商品同様に使い勝手が良い下駄箱と成るのですが・・・

やはり当社ではその「つくる」過程に拘りたいもの。

同じ様な商品でも「現場で職人がつくるモノ」と「工場で組み立てられたモノ」の違いを見いだせねば、これからの地場の工務店や個人の大工さんは厳しい所。

基本的には大きな工場で大量生産できる規格品の方が価格も安くなるのが一般的で消費者側は価格を優先すれば後者を購入するケースが多い筈。

今回は「下駄箱」という枠での話ですが、実はこれは大小問わず他の「モノづくり」でも同じ事が言えるのです。

この差別化が出来ない限りは、幾ら「良い商品」でも結局が「価格」で勝負となってしまい「本当に良いモノ」が「そこそこ良いモノ」に姿を変えてしまう事が大抵の場合。

本当に良いモノをお客様にお届けしようとすれば、この差別化は「モノづくり」と言う枠を超えて世の中の様々な場面で必ず必要な鉄則でもあるようです。

さて、午前中は岡山市中区での住宅新築現場で材木屋さんとクローゼットの収納棚などの細かな収まりなどを含めた商品選びの打合せをしてきました。

当社の規格はこうですよ。とお客さんに言ってしまえば済むような事も、材木屋さんにわざわざ倉敷から出向いてもらい自分たちの中で納得できるモノを選びます。

こうしたお客さんも見ていない所での些細な打合せの中にも、実は住む人の感動としあわせを願っての精一杯の想いを込め当社の家づくりは進むのです。

さて今夜は少し趣向を変えて今日の一日を逆送りにブログにしてみようと頑張ってみたのですが結局、何も変わらなかったのでしょうか?

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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