活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

てんとうむしお茶会&滝乃川の研修終了

2017-10-24 | てんとうむしの取り組み
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、今回は、表題通り、てんとうむしでのお茶会と滝乃川での研修が終了しました。
どんな感じだったか、報告もかねて記載します。




てんとうむしでのお茶会

11日(水)10:00~12:00まで、てんとうむしでのお茶会がありました。

今回のお茶会から「幼少」、「中高」、「高校生&成人」と年齢ごとに分けて開催されます。それが決定して第1回目のお茶会と言う形でした。

全年齢を対象とするとそれなりの人数になりますし、話す内容も変わります。
子どもは年齢にかかわらず成長しますが、各時期において指導していくべき階層が異なる部分があります。
同時に、保護者の方の考えも、子どもの年齢によって変化していく傾向があります。

例えば、

◆幼児期であれば、いかに子どもを成長させていくか

◆小学生であれば、上記と併せて余暇活動をどう教えるのか

◆中学生であれば、上記と併せて思春期における自立のための指導

◆高校生であれば、上記と併せて就労先の決定とそれにかかわる指導

◆成人であれば、1日の時間の過ごし方と就労先での過ごし方


と、当然保護者一人一人によって異なりますが、概ねこのようになるかと思います。


指導の原理原則は同じですが、より一人一人の保護者に合わせた内容で行えればそれに越したことはありませんよね。

通常の講座では、不特定多数の方がいらっしゃいます。一方で、年齢を分けたお茶会での講座は、ある種より密度の高い講座ができるのだと考えています。

今回は幼小のお茶会でした。これまでのお茶会よりも当然こじんまりとしていて、講座中話しているところでも質問を受け(笑)、アットホームな感じで時間を過ごせました。




滝乃川学園での研修

合計4時間40分(休憩時間含)の耐久研修を終了してきました(笑)。

私が思った通り、顔を知っている人は5人程度、知らない人10名以上、計20名行かないくらいの人数での研修会でした。
児童部からは主に新人を中心に、他の部署からは興味が特にある方に出席していただいた形になったそうです。

グループホームの方や広報等を行う方まで、様々な属性の方が参加されていました。

本当に職員の人数が多い。ABAケース会議の主催者に

(私)  「ここに来ている職員、何人知っているの?」
(主催者)「いや、5人…」
(二人) 「笑」

滝乃川見たら本当に驚きますよ。道に迷うほどの敷地に、施設がたくさん立っていますし、場所はそこだけではないですからね。


さて、本題に戻りますが、研修の内容はもちろん「ABA」についてですが、サブタイトル「滝乃川学園児童入所施設部の軌跡」ですね。

何故なら、児童入所施設部でのケース会議で担当している子どもから2人、ビデオで見てもらいましたからね。そして、うちの教え子を2人、これもビデオで。合計4人の子どもの指導をビデオで見てもらい、うち2人が同法人利用児童ですからね。
だから、サブタイトルは「滝乃川学園児童入所施設部の軌跡」ですね(笑)。


今回の研修は施設長(児童入所施設の)、理事長も参加され、最後には「児童入所で療育が浸透していることが分かって感動した」
とおっしゃっていました。
「俺が座長やってんだから当たり前じゃん」と思いましたが、その場での発言は避けました(笑)。




今回の研修会でも軽いお子さんの事例はあえて使いませんでしたし、お茶会では肢体不自由と知的障害の重複障害を持つお子さんの指導の例を話しました。


私がこの仕事を行っているうえでのミッションは、どのお子さんでも指導すればしっかりと成長していくということです。
そして、子どもが成長していくための唯一の方法、それは

子どもの努力が報われる機会をしっかり作ってあげること

これしか無いのです。


定型のお子さんも同じでしょ?当たり前のことなのです。

努力が失望にならないために、子どもに合わせたステップが大切。そのためにABAがあるのです。




今週はこの辺で。


それでは、また来週に。