「自由の哲学」ノート

その日開いたページ、浮かんだイメージを大切に、読んでいきます。

自然と私のつながり/私の内の自然 その1

2012-08-23 07:17:07 | 第2章 学問への基本的欲求
2章まで読んでみて、懸案の、序文の問い1の主旨が見えてきた

2章最後に、シュタイナーが決然と言い切っている箇所がある

カッコ内はhasutamaによる

我々が自然から疎外されたことは真実でも、
我々が自然の中にあり、そこに属しているのもまた真実


我々の内で脈打っているのは、(肉体であろうと、意識内のことであろうと)
自然の働き以外の何物でもない


私たちは、自然に還る道を、再び発見しなければならない

なぜ?
それが人間にとって、「意識」はじまって以来の課題となっているから
これが2章で述べられた学問への「基本的欲求」
私と世界を結び付けたい、世界を理解したい、欲求があるから

(この、「再び」というのはどういう意味だろう?)

この道を、どのように発見できるのか?

素朴に熟慮しさえすればわかるのは、
私たちは自然から身を引き離したといっても
それでもやはり何かしらを、
自然の中から私たち自身の(内面、意識の?)本質の中に取り入れたずである

私たち自身の内側にある、この自然のあり方を、
探し求めなくてはならない

そうすれば再び、(自然と私との)つながりを見出すことになるだろう