東京勤務、田舎暮らし Can you imagine 2-hr commute for one way ?

生まれ育った田舎に暮らし、毎日2時間かけて東京の下町へ。
オタク第1世代の会社員 「たぬきねいり」 のささやかな日常。

大企業からいらっしゃいました。

2011年04月06日 | Weblog

新しい派遣社員の方が私の所属する部署に参加してくださいました。

これまで大阪の某大企業で仕事をしていたそうですが
ご縁があって我々と仕事をともにすることになりました。

外国の方なのですが初対面の挨拶代りのランチをしながらその某大企業の印象を聞きました。



「軍隊みたい」というのがその会社の印象だったということでした。

上意下達がしっかりしていて上司の命令無しに勝手に仕事をしてはいけない、というのが
絶対的な決まりだったそうで 社内では「馬○野郎」等の口汚い罵りが飛び交っていた、
とのことでした。

私はそういう会社に勤めたことはありませんがその会社に勤めなくて良かった、
と心の底から思いました。


仲良し倶楽部になって堕落するのはもちろん組織人として許されないことですが
仲間を罵倒する言葉の中で仕事をしていたら自分がその言葉を受けたわけではないとしても
萎縮して仕事の効率はベストにはならない筈です。

やっぱり同じするなら仕事は気分よく、楽しくやりたいです。
長期的に見れば罵倒の言葉よりも感謝の言葉のほうが人間を動かしていく筈です。


また、ある程度の年齢になって会社に対する思い入れや忠誠心ができた社員に対しては
上司の求めに対して対応しつつ自分が会社に対して良かれと思うことをホームワークさせてやれる、
その程度の懐の深さを持った方が会社としては得るものが大きいのではないか、と思うのですが
どうなんでしょうね。

例えばある事象に対して上司の指示はこうだった、でも自分はこう思う。
上司を論破できなかったけれど気掛りを払拭できないし自分の考えを検証したい、と思った時に
その検証をする機会を与えてあげることができない会社組織というのは
上手くいっているときは良いけれども想定外の事象に対しては脆いのではないでしょうか。

大組織の中ではそういうところまでコントロールして効率的な組織を作り上げた方が
柔軟で人間的な動きをするよりも生き残る率は高いのでしょうか。

小さなユニットで働くようになって久しい私にはよく判りません。


ちなみに東日本大震災の時、大阪にあるその某大企業でも長い時間揺れを感じたそうで
「阪神淡路大震災の時よりも長い。これは大変だ。」と話題になったそうです。

さすがにそこで黙って仕事ができるほどには軍隊チックではなかったみたいですね。
ちょっと安心しました。

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