東京勤務、田舎暮らし Can you imagine 2-hr commute for one way ?

生まれ育った田舎に暮らし、毎日2時間かけて東京の下町へ。
オタク第1世代の会社員 「たぬきねいり」 のささやかな日常。

女の子の丸刈りって…

2013年02月02日 | 日々雑感

テレビを見ていたらAKB48の峯岸みなみという子が男の子と付き合っているのを写真週刊誌に撮られたとかで髪を丸刈りにして謝罪会見していました。

あの姿、私には生理的に受け付けません。

あの姿を見て真っ先に思い浮かんだのは第二次世界大戦後のフランスでドイツ軍撤収の後でドイツ軍と関係のあった女性が路頭で市民に丸刈りにされる姿。

もちろん、峯岸さんは「自主的にやった」というんでしょう。
でも、周りからの「何とかならんのか」という有言無言の圧力があった結果であったのではないかと推測してしまいます。 本人が100%望んで、とは考えにくい。

ただ、前後して出ているVサインしている映像とかからみて誰かが戦略的に考えたことかもしれません。


髪を丸めて謝罪の気持ちを表す彼女を見ていて私は優しい気持ちや可哀想だな、という気持ちになる前に「これはやっちゃ駄目でしょ」と思いました。

そこまでしてAKBに残りたいっていうことなんでしょうけど、悪しき先例にならないことを祈ります。こんな映像は1回で十分です。

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短絡的

2012年06月21日 | 日々雑感

週末に妻と地上波のテレビを見ていたら
「たった○個の質問をするだけで貴方が離婚するか判る」 的な番組をやっていました。

心理学的に離婚する傾向の人の性向の具体例をあげて
「こんな人は離婚しやすい」 って煽っているだけの番組でした。

スタジオから聞こえる「えー」って声も含めて短絡的な上に無責任な番組だなぁって思いました。


どんな例を挙げて視聴者の興味を引っ張るのかと思って見ていたら
妻が 「見るに堪えない」 といってチャンネルを変えました。


ごもっとも。


視聴率の為なら離婚という可能な限り避けなくてはならない人生の一大事についても誇張して煽っても許されると考える思慮の浅さが透けて見える番組でした。

せめて「そういう人はこういう努力をすれば最悪の事態を避けることができる」的な話があればまだましだったんだけどね。

きっと「離婚をする」話は簡単でも「離婚をさせない」話は制作すると努力する割に視聴率が取れないんでしょうね。
そんな事情が垣間見える下品な番組でした。

低予算の情報番組は 見ない方がまし ってときがあるから用心です。

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AKB総選挙

2012年06月07日 | 日々雑感

昨日の昼食時、30代の同僚数人と食事しながらの話題はAKB総選挙の話でした。

技術屋の皆さんは芸能界の話には疎いせいで誰が勝つとか負けるといったちゃんとした話にならずに話がどうも迷走してしまいます。

・CDって何枚買えば何票入れられるシステムなんだろうか?
 (株主総会の票みたいなシステムなのか?)
・武道館行きのチケットはどうすれば手に入るんだろうか?
 (チョコボールの金のエンゼルみたいな当たり方するのか?)
・複数枚買ったファンは1枚以外のCDはどんな使い道があるんだろうか?
 (需要と供給の関係でブックオフで値崩れ起こしているんじゃないのか?)

等々、急に総選挙を語ろうとしてもみんな判らないことだらけで誰も答えを持っていません(笑)。


まぁ、若い人が好きなことにお金を使って経済を回すこと自体は悪いこととは思いません。
それも青春ですから。

私は20代の頃に旅とカメラにたくさんお金を使いましたがそのことを今でも無駄とは思っていません。
この選挙に散財するひとの心情もこれと似たようなものじゃないのかなぁって思います。

できればお金を使うときに他人に踊らされていないかどうかを振り返ることはした方がいいんじゃないかなぁっとは思いますけど。。


あと、総選挙を中継するフジテレビ以外の地上波他局の放送内容の諦めっぷりもすごかったですね。

家に帰ったらやっぱりテレビはAKB総選挙やっていました。

なんかチャンネル変えちゃいけないオーラが妻から出ていたし、他に見たい番組があるわけでもないんで一緒に見たけど、いまいち楽しめなかったなぁ。

しょうがないよな、一人一人の名前さえ判らないんだから。。

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ハーグ条約についてのテレビ報道

2012年06月03日 | 日々雑感

久し振りに地上波民放のテレビで骨太で面白い番組を見ました。

TBSの土曜日の夕方にやっている「報道特集」。
テーマは 『わが子を連れ去った母の訴え』。

アメリカで国際結婚をして生活を営んでいて夫婦間の問題から夫に無断で妻が子供を連れて日本に帰った場合、どうなるか、という実例をとりあげてやっていました。


妻の意見は夫に暴力を振るわれた。という言い分。事実を証明するものはありません。

その後、妻は夫に無断で子供と日本に帰国します。妻の言い分はほとぼりが冷めたら戻るつもりだった、と。

しかし、夫は妻と子の日本への帰国を「妻による子供の略奪」と判断して離婚と子供の親権の要求をしました。

その後妻がアメリカに行った時に警察が妻を逮捕、その後はアメリカ名物の裁判です。

結果、司法取引で妻は刑期と引き換えに子供の親権の夫への引き渡しと子供に会わないという条件をのみます。
続いて夫の費やした裁判費用の妻への請求の裁判が始まります。

テレビでやっていた話はこんな感じ。


ハーグ条約っていう 「国際結婚した夫婦間で子供の連れ去りがあった場合は子供は元いた国に返還する」 という国際条約があってこれに日本は批准していないのでアメリカ的な立場でいうと子供の引き渡しを要求できない。というのがあるらしいです。


国際結婚というのがどうも他人事な話なので第三者的な考え方をしてしまうのですが、疑問符がいっぱいつく話です。


でも問題の生じる理由は次のあたりでしょうかね。

○ 子供の親権について母親の立場が強い、の強さのレベルがアメリカのレベルよりも日本のレベルがはるかに高いこと。

○ アメリカでは日本よりも気楽に離婚するので離婚後も元夫婦は話し合いをしながら子供を育てていくのに対して日本で離婚した場合は「顔も見たくない」レベルまで元夫婦の関係がこじれているので親権を持った親が一人で判断して育てていくこと。 日本人は我慢強いので結婚についても空気を読んだりして文句を言わずに我慢をした挙句、本当にどうしようもなくなったときに離婚するのでその際に生じるもめごとがアメリカ的な離婚よりもこじれていること。


理由は他にもまだまだいろいろあるんでしょうけどね。

夫婦間の問題っていう小さな単位の問題と国際問題っていう大きな単位の問題のミックスに加えて文化の問題もあるでしょうし、国際結婚っていろいろ知っちゃうと難しそうですね。

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濃かったり薄かったり

2012年06月01日 | 日々雑感

昔は缶のアルコール飲料といえばビールかその類似品とチューハイの類でした。
アルコール度数はビールに合わせていたのか5%からちょっと濃くて6,7%だったかと思います。

最近スーパーに並んでいる缶のアルコール飲料って種類が増えたけれどその多くがアルコール度数が0~3%の薄いものになりました。

で、残りの一部はアルコール度数が8~9%と濃いものになりました。

売り場面積は昔とさほど変わらないので必然的にアルコール度数5%程度のドリンクが激減しました。


私は長いこと家での晩酌は缶のアルコール飲料350ml 1本って決めているのでちょうどいい飲み物の選択肢が減って困っています。

最近の若い人はアルコールは薄いのが好き、無ければ無いで平気ってことなんですかね。
で、お酒が好きな人にはがっつり濃いのをどうぞ、と。

ビールは税率の関係からお値段が高く、我が家では毎日飲む選択肢からは外れるので5%程度のアルコールの飲み物としてはビールもどき飲料ぐらいしか毎日飲むものが無くなってしまいました。

チューハイ系が5%程度のところでバリエーション増やしてくれると嬉しいんですけど時代は変わっていっちゃうんですかねぇ。


これは昨晩 晩酌に飲んだチューハイ。


4%とちょっと薄めですがまぁ、良しとできます。
プルタブが壊れてちゃんと開けられなかったのはイカンでした。

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最近のテレビニュースってどうよ。

2012年05月04日 | 日々雑感

先日、ツイッター経由で『大阪市「育て方が悪いから発達障害になる」条例案について』を読みました。

酷い話だと思います。


どんなことでも現場の痛みを知らない人は理想と聞きかじりの生半な知識で現場にものを押し付けようとします。

この条例案を作った人や承認した人達は正面切って障害児の親に「育て方が悪いからあなたのお子さんは障害児になったんですよ。」と言う気でしょうか。

絶対違います。 どんなことでも現場に来ない人のやることは相場が決まっています。

こういう条例を作った人は現場には出てこないで陰から「私が言いたかったのはそういうことじゃない」とか「自分は間違っていない。」とかぼそぼそいうのがせいぜいです。

でも、間違いは認めないんでその後は条例がひとり歩きするのが世の常です。

それでもこんな条例を作る背景はこのネット時代、ちょっと調べれば出てきます。(興味があったら誰が何を言っているか調べてみてください。)


どんなに偉い人が考えたことであれ、どんなに良かれと思って作ったことであれ、吟味が必要です。
「あの人が言ったことはすべて正しい」という盲従は長い目で見れば自殺行為にしかなりません。


ところで、こんな条例が地方都市とはいえ正式に発議され討論されようとしているのにニュースにならないのは何故なんでしょうね。
こういう条例案はできるだけ多くの人に周知して衆目にさらすことが事の是非を判断する立場にある「偉い人」に現実を知ってもらう一番いい方法なのに、それがおきていないようです。

関西では議論になっているのかなぁ。


昨日は体調不良で家に一日いたのですが地上波のテレビは見るに堪えませんでした。

結局スカパーを一日中見ていました。
CNN と BBC を見た後で地上波のニュースを見ると同じ「ニュース」というカテゴリーで縛っていいのかと思うぐらい内容の質にの差がありました。

視聴者の興味を引く番組作りをするという意味ではどの番組も同じはずで、そのうえで伝えるべきことをセレクトして視聴者に伝える矜持が今の地上波の民間放送には感じられません。


だからあんな条例が出されても何のニュースにもならないんでしょうね。

で、結果として現場に痛みが走るのは今の大半の国民はこれまでの政治の過程で知っているはずなのに。
そしてニュース製作者も「大半の国民」のひとりの筈なのに。

ニュースというものづくりのプライドを地上波ニュースの製作者にも持ってほしいなぁ。

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売れるものづくり

2012年02月08日 | 日々雑感

茂木健一郎氏が先日、twitterにて電機業界の苦境について氏の視点からの意見をしていました。

「ものづくり2.0」という観点から見た日本のものづくりの脆弱性についてのコメントと私は捉えました。


私は電機の業界の人間ではありませんがものづくりに携わる者として何が最近の日本のものづくり
に欠けているか考えてみました。


私はこの苦境は現在の日本人の悪い意味での真面目さ、一生懸命さ、技術への極端な傾倒が
招く危機だと考えています。


ソニーの苦境がいわれていますが昔のソニーの製品は今と較べると酷いものでした。

最初のiPodが耐衝撃性なんて考えていないのと同じように最初のウォークマンも民生品として
いまいちの出来だったことは当時少年だった今のオジサン達はみんな心得ていました。

それでも当時としては高価なソニーの商品をみんなお年玉やらお小遣いを貯めて大枚はたいて
買ったものなのです。


私は少年時代、ソニーのミニコンポを愛用していました。

ミニコンポでオートリバースとイコライザーがついていてスピーカーが分離できる製品は
当時ソニーしかなかったからです。

当時、「ソニータイマー」という悪口がありました。

ソニー製品は保証期限が過ぎたらきっちり壊れる。 まるでタイマーがついているようだ。

といったところからくる皮肉です。

私のミニコンポも保証期限を過ぎてしばらくしてオートリバースの動きが悪くなり、
左右のスピーカーの音量がアンバランスになりました。

でも、みんなそんな悪口を飛ばしながら そんなソニーの製品を愛して止みませんでした。

なぜならソニーの製品は消費者が欲しいツボをつくチャレンジスピリットがあったからです。

きっとその頃のソニーの社員の方達はものづくりをしている人達がちゃんと人間として生活をして
自分の生活の中で必要なもの・欲しいものを自分の生活の中で気づき、受け止めて
それを自分の技術で製品に反映しようとしていたからではないでしょうか。


欲しいものを作っているか、という質問に今の電機業界が答えているか私は甚だ懐疑的です。

電機会社の重役さんがどれだけ3Dテレビを欲していたでしょうか。

今の液晶テレビを大型にするとどれだけ自分の生活が豊かになるかを考えて
あの六畳間には置けそうもない大型液晶テレビを作っているのでしょうか。

あれは欲しい商品を作っているのではなく自社の技術の優位なところを生かした商品を作っている
ような気がするのです。


「あったらいいな、をかたちにする」って企業のキャッチコピーでありました。

でも、「あったらいいな」をちゃんと気付くには人間的な生活をしていなくてはならない、
という前提は存在しているはずです。

私のようなスチャラカサラリーマンに 生活のすべてをなげうって働く機械に徹している
ニッポンのサラリーマンの皆さんについてどうこういう資格がないのは判っています。

でも、生活して、ちゃんと友達と遊んで、地域の人と交流して、家族を慈しんで、ということを
しない人間から消費者が欲しい商品が生まれる訳がない、という確信は私にはあります。


会社、というか組織も日本人サラリーマンの日常生活まで犠牲にして会社に尽くす
行き過ぎた愛社精神に甘えてはいけないと思います。

また、サラリーマンの方も 「会社のために今できることを精一杯やる」 という近視眼的な立場を
一歩超えて ちゃんとした日常生活をしてみることで
「会社のリソースを使って社会のためにこんなことができるかもしれない」 という目を養うことも
必要なのではないのでしょうか。


ところで、今となってはメジャーになった市販の安価なハードディスクレコーダーを後付けできる
テレビなんていうのは誰でも考え付くものなのになかなか世に出てきませんでした。

業界の利益優先で ただやらなかっただけなのは想像に難くありません。

「あったらいいな」を気付いたとき、壁になるのは技術的な問題だけではなく、日本人の技術者が
触れることを嫌がる技術以外のもっとどろっとした業界の権利やしがらみの問題かもしれません。

iPodなんて音楽業界のしがらみの突破が決定的な勝利点でしたからね。

「うちは技術系の会社だから」 などとそういった問題から業界全体が逃げていたことが
iPodやiPhoneにシェアを根こそぎ持っていかれた原因なのだから そういうところから
ものづくりを見直していけばいいと思うのです。


そう考えると電機業界のやらなければいけないことはまだまだあるのです。

『 自分の欲しいものを気付く余裕もないのに「いいもの」が開発できる訳がない。

「いいもの」を作る壁になる技術以外の障害を取り除く努力を他人事にしないで
自分の痛みとして取り組まなくてはならない。 』

という2点が私の言いたかったことです。

柄にもなく上から目線な文章で失礼しました。

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家電芸人

2011年08月20日 | 日々雑感

今日もPodcastからの話。

「伊集院光の深夜の馬鹿力」というPodcastもよく聞きます。

その中での伊集院氏が

「家電芸人ってカタログに詳しい芸人さんのことだろ。
でも、カタログの中の言葉のマジック的な事を指摘しちゃうと家電芸人になれないんだよな。」

という意のことを仰ってました。


確かに、家電のカタログって
パッと見ると「これ、矛盾しているよな。」っていうキャッチコピーが多々あります。

節電なのに高出力みたいに。

で、良く読むと小さな文字で『節電は○○モード時』とか書いてあったりする訳です。

そこらへんについては知っていても突っ込まないのがメーカーさんフレンドリーな家電芸人さんの
お仕事なのでしょう。

彼らもテレビにお呼びがかかってナンボのお仕事ですから本当の意味での悪口なんて
言えるはずがありません。

彼らに許される悪口はせいぜい
「この安い炊飯器で炊いた米の味はこちらの高級炊飯器で炊いたものより全然駄目ですねぇ」的な
高級商品ヨイショを兼ねた悪口になる訳です。

次の仕事が欲しかったら
「この高級炊飯器で炊いた米の味と安い炊飯器で炊いた米の味の違いは炊飯器の価格の差ほど
あるとは思えませんねぇ」 なんて思っても言っちゃいけないんでしょうね。

そう考えると通販でもないのに家電をヨイショしてテレビに出ている家電芸人さんっていうのも
好き勝手には喋れない厳しい仕事なんだなぁって思いました。

最近あまりテレビを見なくなったんで判らないけど、まだ、やっているんですかね。家電芸人。

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テレビ二題

2011年08月14日 | 日々雑感

暑いし外にも出ないで家でテレビを見ながらごろごろしています。
で、思ったこと二題。


朝、テレビでコミケ(コミックマーケット)の報道をやっているのを見て
「何がいいたいんだろう」って思っちゃいました。

コミケというのは夏と冬に行われる同人誌即売会です。

私も大学生の時には行ったことがあるのでもう25年はやっている筈です。

私の若い頃は漫画・アニメ・SFの元ネタに対しての同人誌がほとんどだったのですが
現在はオリジナルの本やこれにエロ系のテイストをミックスした流通経路に乗せられない本も
随分販売されているようです。 (見た訳ではありませんが。)

で、テレビでやっているのはだいたい「すごい人です。」って話。

その話を通じて何を言いたかったんでしょうね。

「このサブカルチャーはこんなに人を集めているんですよ」ってことをいいたいのかなぁ。

田舎のおじいちゃん、おばあちゃんに「コミケってすごい人が来るんだよ」って説明するには
便利なんだろうけどね。

野外コンサートとか阿波踊りの取材とかと同レベルの報道なのかなぁ。

私のようにもうコミケに行かなくなった人には
「あぁ、今夏もコミケの季節が来たんだなぁ」って思い出させてくれはするんですけどね。

多分、ただの野次馬報道なんでしょうね。

コスプレしている人とかも撮れるから絵的には面白いものが撮れるだろうしね。

ただ、報道としての価値は感じられないんで私はついチャンネルを変えて、
順繰りにどの番組も面白くないことを確認してからテレビを消しました。  省エネだしね。


で、次の話。 昼にまた、結局私はテレビ見てごろごろしている訳です。 暑いしね。

今度は高校野球を見てました。
最近の民放の多くの番組には失望しか感じないのですが、そこは有料放送のNHK。
高校野球を流してくれるとお盆だなぁって季節感が持てます。

運動音痴の私ですが若者が必死にスポーツをするのを見ることは嫌いではありません。

特に昨日の八幡商業-帝京の9回の攻防は良かった。
八幡商業の逆転満塁ホームランには久し振りにテレビを見て声をあげてしまった。

こういうのが見たいんですよ。民放さん。

「あるものが」とか「ほにゃららが」とかいって15分で済むような豆知識番組を
薄っぺらく一時間に伸ばしても見る気が無くなって途中でテレビを消されるだけだし、
ちょっとした芸人さんのスポーツに音楽つけてガヤいれて感動を誘おうとしても
あざとさが目立つだけですよ。

テレビの時代の終焉が急速にメディアで語られだしましたけど
崩壊自体は随分前から進んでいたと思います。

テレビ、特に民放の復興のときはくるんでしょうか。

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裸の王様

2011年08月06日 | 日々雑感

裸の王様って童話がありますよね。

商人に騙されて「賢い人しか見えない服」を着たつもりになって街を歩いていたら
子供に馬鹿にされて王様がみんなの笑いものになるっていうあれ。


大人になって考えると短期的には子供は何も言わない方が八方丸く納まったんじゃないかなぁ
って思うのですが。

王様は満足なわけだし、商人は儲けられたし、
王様を見た大人は後で飲み屋とかで「王様、裸だったよなぁ」ってネタで盛り上がることができるし。

もちろん長期的に考えれば外交の場で裸で出かけようとしたときには側近は「なんとかせにゃぁ」って
誰が猫の首に鈴をつけるかで大騒ぎになるんでしょうけどね。


そもそも王様は自分は暗愚なことをかなりの確率で気付いていた筈です。

そんな王様は本当に王様をやりたかったのでしょうか。

世襲とか血縁とかそんなもので、本来頭も良くなくて精神的には高貴でもない自分が王様になる
ことについての後ろめたさを感じている素直な人だったのではないでしょうか。

そんな王様が頼ったものが「高貴な人しか見えない」筈の服だった訳です。


私はこの王様の「友達」になってあげたいです。

たまに安い飲み屋に連れていって
「馬鹿だなぁ、また騙されたのかよ。」とかいって笑ってあげたいですね。

王様もきっとちょっと困った顔をして「へへっ、王様業ってのもいろいろ大変でね。」とかいって
業界裏話のひとつも話してくれるかもしれませんしね。

媚びないで長い付き合いをしたいから支払いは割り勘で。


まぁ、王制ってのはそんなに甘いものじゃないでしょうし、
だからこそ孤独な王様はだれにも相談できずに裸で街を歩いてしまうんでしょうけどね。


そんなふうに大人の目線になって考えると意外と解の無い話なんですね。 この話って。

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