昨日、この暑い中、娘は義母に浴衣の着付けをしてもらって部の友達と茂原の七夕に出かけていきました。
若いってスバラシイ。
私は早朝の犬の散歩で既に体力を使い果たして家で引きこもり状態。
ディスカバリーチャンネルの「ホーキング博士のよくわかる宇宙」をひたすら見ていました。
おもしろかった。
ビッグバンによって発生した水素が空間に偏在するだけの宇宙から星の発生と終焉・銀河の発生・生命の発生と程よいテンポで話が進んでいきました。
地上波放送のように無駄に「えー」とか「へー」とかいったお囃子も入らず、ナレーションも「あるものが」などと無駄に番組の時間を引っ張ることもなく、見ていて非常に心地よかったです。
ブラックホールが実は黒くないとか、数十年後に地球近傍に大型の小惑星が通過するとか、意外とまだ私の勉強不足なことも多かったです。
日々是勉強ですね。
キリスト教的史観のある欧米で唯一神を登場させずに宇宙の発生から現在までを説明する博士には当然反発する勢力もあるのでしょう。
しかし、毅然と持論を展開する博士にはその脆弱な身体と裏腹な強靭な意志が宿っているのがこういった一般人向けの番組からでも感じられます。
私も夏バテの身体に負けない強い意志を持たねば。。
角川のコミックス版「宇宙戦艦ヤマト2119」1巻を購入。
既にイベント上映で見た1・2話のコミカライズなのですが絵柄も違和感なく漫画という表現方法で上手にストーリーを進めていました。
映像版で立ち位置が不明確だった土方艦長の扱いが明確で映像を補完していたのは特に良かったです。
土方が傷ついた戦艦「きりしま」で冥王星からの大型ミサイルを迎撃、軌道を変えるシーンはかなりうれしかった。
映像版でもあっていいシーンなのになぁ。
あのシーンがあると第3話のヤマトと「きりしま」の邂逅シーンにもちゃんと意味が出てくるし。
コミカライズしたむらかわみちお先生は映像版ヤマト2119を称して
「40年物の古酒のような誰が呑んでも美味いって言える味わいがある」
とご自分のブログ内で仰っています。
このコミカライズも様々な形でヤマトと関わった氏の軌跡が感じられて良い味が出せていると思います。
旧作の松本零二版コミックのように尻切れトンボにならずにちゃんとゴールして欲しいと切に思います。
昨日、いつものように早朝6時過ぎに我が家の近くのバス停でバスを待っていると対面にあるガソリンスタンドの様子が違っていました。
24時間営業のガススタンドの出入り口すべてがKEEP OUT (立ち入り禁止)と書かれたロープで塞がれています。
中にはパトカー1台と警察用の原チャリが二台。
結局、何があったのか判らず終いでバスに乗って通勤にでかけました。
仕事から帰ってネットで調べるとニュース発表がされていました。
朝の4時過ぎにおきた24時間営業のガススタンドの自動支払機の中の現金を狙った物盗りだったようです。
ニュースによると
『3人組が鉄パイプのようなもので精算機を壊し始めました。その後、警報に気づいて出てきた男性店員(74)を鉄パイプのようなもので威嚇し、精算機にあった現金約67万円を奪って車で逃げました。男性店員にけがはありませんでした。3人とも黒いジャンパーに黒いズボン姿で、目出し帽をかぶっていました。』
ということです。
74歳の店員さんは災難でした。
我が家の近くは郵便局に二回強盗が入った履歴があったり、意外と物騒な場所です。
それにしても一人頭22万円ちょいのあがりで警察に当分追われる破目になり、捕まって強盗・恐喝の前科が付く可能性もかなり高いと考えると物盗りはハイリスク・ローリターンですね。
暑いけど、まっとうに働きましょう。
Podcast 「髭男爵のルネッサンスラジオ」通称ルネラジを愛聴しています。
男爵様の周囲に対して吐く毒がこの配信の魅力です。 (当人は否定していますが。)
今週の配信のフリートークのコーナーは6月のライブ「妬み男2」のネタの一部をそのまんま使っていました。
ライブに行った身としては残念。
さすがにまるっきり同じネタを二度聞く気にはなれずに飛ばして聞きました。
ルネラジ、水曜日の通勤の友なんで内容が実質的に減るのはつらかったです。
「だったらライブに行かなくて通勤で初めて聞く方がいいや。」 とか逆説的に思たりしちゃいました。
男爵様にとってはPodcastはほぼ無給の「ラジオ愛」のみで続けている番組なのでネタは他から取り寄せでもしょうがないのかもしれません。
しかし、配信を通勤の友としている私のようなものにとって暑い夏の通勤の楽しみが半減するのはつらいのです。
他のリスナー同様、私もルネラジが生活の中の数少ない潤いなのです。
男爵様、これからも新ネタを、あらたな毒をよろしくお願いします。
「結婚しないと思ってた おたくがDQNな恋をした!」はカラスヤサトシ氏の恋愛体験と同棲・できちゃった婚の実録ドキュメントです。
一度手に取ったのですが「次に目に入った時にまだ買う気があったら買おう。」と一度買い控えをしたら店頭から消えてしまっていました。
先日やっと入手。第3刷になっていましたから予想外に売れているんでしょうね。もしくは秋田書店的にはすごく売れないと思っていたのか。
印税は読者から氏への出産祝いですね。
カラスヤサトシ氏の絵柄は正直上手くありません。 表紙のこれでいっぱいいっぱいの絵です。
私はこのブログ内で漫画家先生には大概「先生」の敬称で文を書いているのですが氏のこの絵柄に「先生」と呼ぶのはちょっと抵抗があるんで今回の敬称は「氏」とさせていただきます。
じゃあ絵が駄目で読む気にならないかといえば不思議と読めてしまいます。
その秘密は氏の描く自画像にあるんじゃないかと思っています。
あまり社会性が無く、子供の頃の趣味を楽しみ続けていつのまにか大人になったような雰囲気を漂わせている自画像は彼の漫画で描く実生活と非常にマッチしていて私も含めて読者諸氏が自己投影しやすいところが私にとっての氏の漫画の魅力です。
そんな氏が恋愛縛りの実録レポートを担当(女性)とやることになり、恋愛映画を強制的に見させられて感想を言わされたり、会社の経費でお見合いをやって振られてみたりするのがこの本の企画です。
しかし、そんな企画の最中、氏は10歳年下の女性と出会って即同棲します。
恋愛が安定期に入るまでそれを描かずに担当女性のネタを描いたりするに至って担当との仲はギスギスしたりもします。
そして漫画の後半は恋愛の実録レポート。
お相手の女性の性格からなのか なんかすごくさばさばした恋愛です。
あの絵柄ですからセクシー系の話は無理なのは判りますが 「え、これでつきあっちゃうの?」 と思うようなかなりさばさばした恋愛。
それでも別れの危機があったり、気が付くと彼女が妊娠していたりと今どきからすれば普通の恋愛コースを着実に進む氏に
「カラスヤサトシ、漫画の中では内向的だけど 結構コミュニケーション能力高いし、友達多いし、外向きにも楽しんでいたんだなぁ。」
と感心することしきりでした。
彼女とけんかしても同棲中で二人でいるのでいつものように内向的な世界に逃げ込めずに困っている氏の姿とか、おもしろかったです。
氏の作品を軽く知っている人で氏のキャラに共感できる人は感情移入しやすいので買う価値があると思います。
東京現代美術館の特撮博物館~ミニチュアで見る昭和平成の技~館長 庵野秀明 を見てきました。
朝10時過ぎに行って25分待ちの表示。実際には15分程度で入館できたかと思います。
CGの無かった時代を軸にミニチュアと合成技術はどこまでの特撮映像を作ってきたのか、また作れるものなのか、ということをテーマに先人たちの努力と技、そして現在どこまで技術は高められているのかについての展示といったところでしょうか。
コストパフォーマンスの観点からCGによって失われつつある特撮技術の振り返り、という意味で意義ある展示と思います。
1960年代に生まれた私にとっては懐かしい子供時代の思い出の展示に胸がときめきました。
造形物とともに展示されている設計図類の展示も嬉しかった。
3Dが無い二十世紀の造形図面は必要ヶ所の断面形状が判るようになっていました。しかも青焼き。
文字も建築図や機構設計図に用いられる独特の書体でPCで図面を書いてから久しくこういった文字は書いていないので懐かしく感じました。
ドリルの加工が旋盤だけで作っていたという事実や板金と木型でミニチュアの街並みを文字通り叩き出す技術に感動。
子供の頃単に「ミニチュア」とか「特撮」とだけいっていた技術がそんな努力と工夫の賜物だということを目と肌で知っただけでも有意義な体験でした。
また、マイティジャックで宇宙戦艦ヤマトでお馴染みの「強制パース」の手法が実写でとられていたのにもちょっと感動。
若い人達にとっては特撮はもはや学ぶべき歴史であり、過去のものなのかもしれません。
若い人達の目線はそんな風に受け取れました。
コストパフォーマンスからいえば確かに特撮は過去のものです。
そんな風潮に対するチャレンジともいえるのがスタジオジブリ最新特撮短編映画「巨神兵 東京に現る」。
コストと時間を惜しまずに戦後から現代まで磨き上げられた特撮技術の最高峰を楽しめました。
出口フロアに展示されている破壊された街並み。
特撮博物館、昼過ぎまで楽しんだのですが退場する頃には入場制限の行列もなく 昼から行った方がゆっくり楽しめそうでした。
昭和のTV特撮を知らない若い人達には学ぶことも多いのではないかと思います。
入館1400円。チープな映画を見るよりも楽しめること請け合いです。