北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【防衛情報】あがの-海上自衛隊新護衛艦あがの竣工式日程公表,もがみ型護衛艦搭載用垂直発射装置一括調達

2024-06-17 07:00:41 | 先端軍事テクノロジー
■もがみ型護衛艦6番艦
 新しい護衛艦が加わる事となりました。

 海上自衛隊は護衛艦あがの竣工式を実施します。これは6月14日に海上自衛隊が発表したもので、式典実施は6月20日木曜日、三菱重工長崎造船所において実施されるとのこと。日程は0930時から0935時にかけ引き渡し式を行い、そのまま0935時から1022時まで自衛艦旗授与式を実施し護衛艦として就役させることとなる。

 執行者は引渡式が三菱重工業株式会社取締役社長泉澤清次、自衛艦旗授与式が佐世保地方総監俵千城海将、そして護衛艦あがの艦長として艤装員長をつとめた藤原明永2等海佐が補職されます。あがの、もがみ型護衛艦6番艦であり、6月23日に5番艦である護衛艦やはぎ竣工式を行ったのに続いての新護衛艦竣工式を迎えました。

 あがの、その艦名は佐世保海軍工廠で建造された旧海軍の軽巡洋艦阿賀野の艦名を継承するもので、海上自衛隊護衛艦としては初の命名となります。艦名は新潟県と福島県を流れる阿賀野川から由来していまして、先代の阿賀野は水雷戦隊旗艦用に満載排水量8500tと今回建造されました護衛艦あがの満載排水量5500tよりも大型となっています。■

 もがみ型護衛艦搭載用垂直発射装置一括調達が実施されています。もがみ型護衛艦は建造費を圧縮し、かつ迅速な装備化を進めるためにVLS垂直発射装置を後日装備として建造していましたが、これにより対潜装備及び対空装備が短魚雷発射管やSEA-RAM個艦防空ミサイルのみの装備となっており、中国海軍フリゲイトよりも軽武装となっていた。

 特定防衛調達に係る国庫債務負担行為により支出すべき年限に関する特別措置法として、政府は7年間の緊急調達予算を計上することとなり、もがみ型護衛艦搭載用垂直発射装置計10式、もがみ型護衛艦搭載用垂直発射装置機能付加器材の計2式、むらさめ型及びたかなみ型護衛艦近代化改修用電装品計14式の一括調達が行われる運びとなりました。

 もがみ型の後日装備、しかし現在運用中の護衛艦への搭載は定期整備の際に行われる見通しで、運用中の護衛艦の定期整備は就役間もない護衛艦もあることからもう少し先の話となります、しかし現在建造中の護衛艦によど、護衛艦ゆうべつ搭載VLSについては建造中に追加されるといい、2隻分で84億円のVLSが調達される事となっています。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【M-5撮影特報】岐阜基地日常... | トップ | 【防衛情報】M-1299自走榴弾... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

先端軍事テクノロジー」カテゴリの最新記事