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【M-5撮影特報】カブール,C-550:CAVOURイタリア海軍航空母艦横須賀初寄港(2024-08-22)

2024-08-23 07:00:55 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■C-550:CAVOUR
 カブールが日本へやってきた。

 カブール、イタリア海軍の航空母艦が、昨日あさに横須賀基地を親善訪問しました。イタリア海軍の航空母艦日本寄港は史上初めてです。今回わたしは、撮影位置をどこにしたものだろうかといろいろ考えたのですが、観音崎でお迎えすることとしました。

 イタリア海軍の空母が初めて、といいますのは結局イタリア海軍は第二次世界大戦において航空母艦を完成させることができませんでした、アクィラという、最近はゲーム艦隊これくしょんで知名度が上がった空母を建造しましたが完成には至っていない。

 ジュゼッペガリバルディ、艦隊これくしょんでは妙に活気ある美人さんで描かれていましたが、イタリア統一戦争の英雄で赤シャツ隊を率いたオッサンが1987年に軽空母として建造されていますが、当時イタリアには1939年艦隊法という法律がありまして。

 艦隊法、1937年だったようなきもしますが、固定翼機は全部空軍の所管、という法律となっていまして、これで事実上海軍が艦載機をもてないようになってしまい、不幸にもこの法律は戦後も有効でした。そのぶん、ヘリコプター巡洋艦は凄かったが。

 アンドレアドリアとかヘリコプター巡洋艦を整備し、ソ連黒海艦隊のクレスタ級巡洋艦やカーラ級巡洋艦に備えていた冷戦時代でしたが、やはり空母は必要、と法律を拡大解釈しまして建造したのがジュゼッペガリバルディ、全通飛行甲板型巡洋艦、と。

 ひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦を思い出しそうな発想でジュゼッペガリバルディは対艦ミサイルまで装備していましたが、続いて建造されたのがこのカブールで、純粋なF-35B戦闘機運用を念頭とした航空母艦として建造されました。ハリアーも積む。

 観音崎、朝一番で、これもその前日に大雨で新横浜と東京駅とのあいだで新幹線が長時間止まってしまい、明日入港と海上保安庁東京湾航路情報大型船入港情報にカブールがあるよ、という東京の有人からの一方に、あわてて準備して、新幹線が遅れて。

 東海道新幹線運転見合わせ、というNHK報道をみていましたあとでしたんどえ、カブール入港という情報で準備しても、最終の新幹線が30分遅れたおかげでぎりぎり、乗ることができて、新横浜へ。そして横浜駅前のサウナに飛び込んだわけです。

 サウナに飛び込んだというのは、特攻したわけではなくホテルが確保できなかったのでサウナで24時間営業のところに急遽宿泊した、ああ、サウナは利用しましたし、冷水へ飛び込んではいるのですけれどね。三回繰り返して整えて、観音崎に。

 浦賀駅まで京浜急行で急ぎまして、最初航路情報では0600時観音崎通過、とあったので、これが0800時に、そして0810時になっていたのだけれども、もしかしてまた前倒しされていないだろうか、というのはちょっとどきどきしたままでしたが。

 ハリアーとF-35Bを満載して浦賀水道を進む様子は、何とも驚きと言いますか感慨深いものがありました、歴史上初めてのイタリア空母入港、デラペンヌ入港が1995年でしたか、そのあと長らくイタリア艦がこなかった時代もありましたから、ねえ。

 F-35Bだけではなくハリアーも。ハリアーは昔アメリカ海兵隊が岩国に配備していましたが、これがF-35Bに機種改編、ハリアーはまもなくアメリカで運用が終了しますので、これがみられるとは思わなかったというのも、うれしく思いました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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