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令和二年度五月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2020.05.16-05.17)

2020-05-14 20:07:48 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 本日をもって緊急事態宣言が39県のみ解除され外出自粛要請も8都道府県以外は解除され新しい生活様式へ移行するという発表があります中、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今週末も行事はありません。五月中旬、例年であれば第3師団創設記念千僧駐屯地祭が兵庫県伊丹市で挙行されているところですが、本年は新型コロナウィルスCOVID-19感染症感染拡大を受け、四月初旬の時点で第3師団より師団祭の中止が発表されてしまいまして、更に新型コロナウィルス対策特別措置法に基づく国家緊急事態宣言延長により外出自粛が広く呼びかけられています。

 第3師団祭、土曜日の総合予行と日曜日の本番とが両日とも一般公開されまして、しかも総合予行では師団長と府県知事や来賓は代役ではありますが、副師団長以下全員が参加し観閲行進から訓練展示まで一通り実施、更に本番では招待者のみの特別席からも自由に撮影できるという、師団総員協力と師団広報の尽力が素晴らしい行事だけに中止は残念です。

 緊急事態宣言の39県解除が今夜政府により決定されると安倍総理は本日1800時に発表しました、特定警戒都道府県に指定されている京都府を含む東京都と大阪府に北海道など8都道府県については現段階では追尾できない感染事例と人口当たりの感染者数が懸念の範囲に在るとして今月21日に再度感染状況を見ての緊急事態宣言継続か中断解除かを諮問委員会に問うとのこと。

 さて懐かしの撮影機材の話題を。FUJIFILM-X20はFUJINON28-112mmレンズを採用しています。APS-Cならば35mm換算で28-112mmは、と計算したくなるのですが、これはコンパクトカメラなのですから焦点距離は35mm換算で28mmから112mmのズームレンズとなっています。マニュアルズームでレンズを引き出す事で電源が入りますから、撮影を即座に開始できる訳でもある。

 FUJINON28-112mmレンズは、目盛こそ28mmに35mmと50mmに85mmから112mmと往年のクラシックカメラ単焦点レンズの焦点距離を示していますが、マニュアルズームなのですから52mmでも83mmでも111mmでも好きに調整できます、この機能はズーム機能に縛りがあった従来のコンパクトデジタルカメラ各社の機種にもなかったものでした。

 FUJIFILM-X100という最上位機種、コンパクトデジタルカメラで10万以上という同時期の最上位機種では35mm単焦点レンズが採用されていまして、これはある意味思い切った事をしたなあ、と元々FUJIFILM-X100の購入は考えない故に客観的に視ていましたが、実はFUJIFILM-X20後継機種がX100の影響を受ける事となりますがこれはまた別の話し。

 FUJIFILM-X20はネオ一眼の系譜にある、と表現しましたが、最大の相違点はその筺体がコンパクトデジタルカメラの規模に収まっている点でしょう。一見大型に見えるのですが、FUJIFILM-X20とPowershotG-16の筺体規模はFUJIFILM-X20の方がやや幅が広いもののPowershotG-16の方が全高はやや高くなっています、即ち同程度の大きさ、ということ。

 CANONの描写性に慣れていますと、色合いの質感がFUJIFILMとCANONとでは当然違ってきます、これは微調整する他仕方ない物なのですが室内や薄暮に夜景と日中で全て毎度微調整は咄嗟の被写体を撮り逃す事を意味しますし、艦船に航空機と寺社仏閣に車両と鉄道や風景とポートレート、写りが全部違いますが描写性相違は容認する他ありません。

 EOS-7Dmark2やEOS-7Dは勿論、EOS-KissX7と比較しても操作性や描写性や拡張性全ての面でFUJIFILM-X20は全く太刀打ちできません、しかしFUJIFILM-X20は筺体が小型ですので一眼レフがカメラバックに収められている瞬間でも手に持って被写体との突然の出会いに備えられ、列車の窓べりや喫茶店の机上でも置ける大きさでは圧倒しています。

 次はポストコロナの話題を。自衛隊行事を撮影する際には、コロナ収束傾向が見えた場合でも鉄道旅行には冬の時代が続くのでしょうか。終息、つまり集団免疫が確立したのちにはこうした危惧は杞憂となるのかもしれませんが、その前の収束、即ち感染拡大は押さえられているがまだ小規模なクラスターが断続的に各地で発生している、という状況ではどうか。

 鉄道会社にはクルーズトレインのような客単価の高い列車を除けば、もっとも収益の中枢となるのは高い乗車率の列車であり、これが所謂”三密”を醸成してしまうのですよね。車両によっては大胆に窓を開放する改造によりある程度換気を良くすることはできるのかもしれませんが、利用客の視点ではなく鉄道会社の視点に立ちますと、厳しいでしょう。

 鉄道会社は路線維持、特にコロナ前から採算性の悪い赤字路線、末端部分から維持が難しくなるようにも思います。鉄道に対する現在の影響を見ていますと、それこそ感染拡大防止のための低い乗車率を勝利宣言のように見ていますが、固定編成の多い新幹線、そして都市部の在来線なども固定編成が多いのですが、乗車率に応じて効率化出来ない厳しさも。

 東海道新幹線は、安易に編成を短縮できない、技術的な問題が厳しい影響を及ぼしそうです。P編成、山陽新幹線ではもっとも短い編成として岡山と博多を結ぶ100系新幹線で4両編成というものがありましたが、東海道新幹線の16両固定編成は、赤字が、厳しそうにおもえてなりません。東海道新幹線の苦境はそのまま末端在来線維持へも影響しましょう。

 新幹線を考えた場合は思い切って普通車は座席を向かい合わせとしてパーテーションで区切ったセミコンパートメントのような、パーテーションが厳しければビニールカーテンでもカーテンでも良いのですが区切って、せめて乗車率を30%まで回復できるよう、新幹線では区切ってあって換気も行われるので感染の懸念は低い、と強調できる事が望ましい。

 鉄道は積極措置が無ければ移動需要は自家用車のほうに転換してしまうように懸念してしまいます。三列座席は一区画、二列座席は向かい合わせで一区画、”三密”を回避できる交通手段として復帰できるよう思えます。もっともカーテンは磁石などで即座に取り払えるようせねば乗車率が50%まで回復した場合、密室となってしまい、配慮は必要でしょう。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・今週末の行事なし

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関

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