平地治美の漢方ブログ 

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霊枢終始篇 4

2008年03月24日 | 古典・書籍
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人迎一盛.病在足少陽.一盛而躁.病在手少陽.
人迎二盛.病在足太陽.二盛而躁.病在手太陽.
人迎三盛.病在足陽明.三盛而躁.病在手陽明.
人迎四盛.且大且數.名曰溢陽.溢陽爲外格.
脉口一盛.病在足厥陰.一盛而躁.在手心主.
脉口二盛.病在足少陰.二盛而躁.在手少陰.
脉口三盛.病在足太陰.三盛而躁.在手太陰.
脉口四盛.且大且數者.名曰溢陰.溢陰爲内關.内關不通.死不治.
人迎與太陰脉口倶盛四倍以上.命曰關格.關格者.與之短期.


人迎一盛,病足の少陽に在り,一盛にして躁なるは病手の少陽に在り。
人迎二盛,病足の太陽に在り,二盛にして躁なるは病手の太陽に在り。
人迎三盛,病足の陽明に在り,三盛にして躁なるは病手の陽明に在り。
人迎四盛,且つ大且つ数なるは,名付けて溢陽という。溢陽は外格たり。
脈口一盛,病足の厥陰に在り,一盛にして躁なるは病手の心主に在り。
脈口二盛,病足の少陰に在り,二盛にして躁なるは病手の少陰に在り。
脈口三盛,病足の太陰に在り,三盛にして躁なるは病手の太陰に在り。
脈口四盛,且つ大且つ数なるは,名付けて溢陰という。溢陰は内関たり。
内関にして通ぜざれば,死して治せず。
人迎と太陰脈口,倶に盛んなること四倍以上を命じて關格という。
關格はこれと短期す。


盛......うつわに山もりに入れたもの。

   盛と衰はシーソーのようなもので,陽が盛んならばその分陰は
   衰えている。 
  
躁......さわがしい。うわついてざわつく。

溢(いつ)...満ちる

格......こつんとつかえる。つかえて止める

倍......そむく,二つに離れる

   解剖の剖の原字でもあり,切り離すこと。2つに分け離すと
   数は二つになる。

関......とざす。とびらにかんぬきを通して閉める


短期...死が近いこと 



ずっと一盛,二盛......ときているのに,どうして最後は四「倍」なんで
しょうね???


コメント
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