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凡刺之道.畢于終始.
およそ刺の道は終始に畢る
刺.........鍼のこと
終始.......始めから終わりまで,という意味の他に「循環する」という
意味があります。また,柴崎保三先生の本には
「終始とは大宇宙の根本原理たる,陰陽両輪よりなる車輛を
其の上に架して走り続ける軌道である。そして人は,その
軌道の上に正しく乗って行動する時に健全な生命現象を
営むことができるのである」
と書かれています。
つまり,そこをに乗っていれば間違いのないレールのことを
「終始」と呼ぶようです。
畢る(おわる)...尽くす,出し尽くす,全部もれなくけりをつける
明知終始.五藏爲紀.陰陽定矣.
紀......①のり,いとぐち
②物事のはじめ
③はじめから順序良く整理するための手順.すじ道
陰者主藏.陽者主府.陽受氣于四末.陰受氣于五藏.
故寫者迎之.補者隨之.知迎知隨.氣可令和.
(陰は蔵をつかさどり,陽は府をつかさどる。
陽は気を四末にうけ,陰は気を五蔵にうく。
故に寫はこれを迎え,補はこれに随う。
迎を知り,随を知り,気を和せしむべし)
故に....かならず
迎......←こういう方向に来る相手に→こういう向きで出迎える。
「流しそうめん」みたいなかんじでしょうか。
中にある邪に対し,かみあい交叉させて外に連れ出す事であり,
学校で教わった「流注に逆って刺す」という記述はどこにも
ありませんでした。
随.....したがう。その物事やその時のなりゆきにまかせる
易経に「沢雷随(たくらいずい)」という卦があります。
一時的に主体性を捨て,臨機応変に従うことをよしとする卦です。
しかし,少女(沢)に長男(雷)がしたがうという不安定なものです。
和氣之方.必通陰陽.五藏爲陰.六府爲陽.傳之後世.
以血爲盟.敬之者昌.慢之者亡.無道行私.必得天殃.
和気の方は必ず陰陽に通ず。五蔵を陰となし六府を陽となす。
これを後世に伝え血をもって盟となす。
之を敬するものはさかえ,之を慢にするものは亡ぶ。
無道にして私を行えば必ず天の殃を得る
血をもって盟をなす.....禁服編で雷公がやった,例の儀式(口の周りに血を塗る)
敬......うやまう。心身を引き締めてていねいにする
慢......あなどる。いいかげんにあしらう
殃(おう,よう)......わざわい
凡刺之道.畢于終始.
およそ刺の道は終始に畢る
刺.........鍼のこと
終始.......始めから終わりまで,という意味の他に「循環する」という
意味があります。また,柴崎保三先生の本には
「終始とは大宇宙の根本原理たる,陰陽両輪よりなる車輛を
其の上に架して走り続ける軌道である。そして人は,その
軌道の上に正しく乗って行動する時に健全な生命現象を
営むことができるのである」
と書かれています。
つまり,そこをに乗っていれば間違いのないレールのことを
「終始」と呼ぶようです。
畢る(おわる)...尽くす,出し尽くす,全部もれなくけりをつける
明知終始.五藏爲紀.陰陽定矣.
紀......①のり,いとぐち
②物事のはじめ
③はじめから順序良く整理するための手順.すじ道
陰者主藏.陽者主府.陽受氣于四末.陰受氣于五藏.
故寫者迎之.補者隨之.知迎知隨.氣可令和.
(陰は蔵をつかさどり,陽は府をつかさどる。
陽は気を四末にうけ,陰は気を五蔵にうく。
故に寫はこれを迎え,補はこれに随う。
迎を知り,随を知り,気を和せしむべし)
故に....かならず
迎......←こういう方向に来る相手に→こういう向きで出迎える。
「流しそうめん」みたいなかんじでしょうか。
中にある邪に対し,かみあい交叉させて外に連れ出す事であり,
学校で教わった「流注に逆って刺す」という記述はどこにも
ありませんでした。
随.....したがう。その物事やその時のなりゆきにまかせる
易経に「沢雷随(たくらいずい)」という卦があります。
一時的に主体性を捨て,臨機応変に従うことをよしとする卦です。
しかし,少女(沢)に長男(雷)がしたがうという不安定なものです。
和氣之方.必通陰陽.五藏爲陰.六府爲陽.傳之後世.
以血爲盟.敬之者昌.慢之者亡.無道行私.必得天殃.
和気の方は必ず陰陽に通ず。五蔵を陰となし六府を陽となす。
これを後世に伝え血をもって盟となす。
之を敬するものはさかえ,之を慢にするものは亡ぶ。
無道にして私を行えば必ず天の殃を得る
血をもって盟をなす.....禁服編で雷公がやった,例の儀式(口の周りに血を塗る)
敬......うやまう。心身を引き締めてていねいにする
慢......あなどる。いいかげんにあしらう
殃(おう,よう)......わざわい