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井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・イヌカミツレ

2020年08月25日 | 日記

イヌカミツレの群落。キク科シカギク属。

道端、空き地などに生える1~2年草。ヨーロッパ原産の帰化種。

「カミツレ」はハーブとして栽培されるカモミールのこと。英語読みが「カモミール」、フランス語読みは「カモミーユ」、イタリア語読みが「カミッレ」(ッは促音)、そのカミッレをカミツレと誤読して「カミツレ」になったという。

輸入した麦に種が混入して日本に入ってきたと言われる。

イヌカミツレの葉。

葉は2~3回羽状に全裂し、終裂片が線形で全体としてコスモスの葉に似る。

カモミール(カミツレ)には芳香があり、ハーブとして人気が高いが、こちらは芳香がなく、ハーブとして役立たずで「犬カミツレ」と呼ばれる。

イヌカミツレの花。

イヌカミツレの頭花、周辺部に舌状花が並び、中央部の筒状花を囲む。舌状花をはずしてみるとコシカギクによく似る。

似た名前をもつものとして「カミツレモドキ」があるが、こちらは悪臭があって別属(カミツレモドキ属)である。

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