井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

藤に似た花をつける草クサフジ

2011年11月04日 | 日記
花や葉の形からツル性であることまで藤に似る。フジの木本に対して草本の「草藤」である。



クサフジの花です。マメ科ソラマメ属。
ツル性の多年草で日当たりの良い草地や林縁・道端で普通に見られる。
花は青紫色で10cm前後の総状花序をつくる。花はやや一方に偏ってつく。



クサフジの葉です。
偶数羽状複葉で、葉軸の先端は巻きひげとなる。そのような葉をもち、花柱が棒状で有毛なら先ずソラマメ属とみてよいというが、花柱の状態は普通見えていない。
小葉は18~24枚で、葉の殆ど基部からつく。



クサフジの小葉です。
クサフジの小葉は狭卵形で長さは幅の5~6倍ある。側脈が主脈に対して鋭角になるところが特徴となっていて、ヒロハクサフジと見分けるポイントの一つとなっている。
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