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井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・シャク1

2019年04月25日 | 日記


シャクの群落。セリ科シャク属。
山地の湿り気のある草地に生える多年草。大きいものだと150cm程になる。
「杓」の字をあてる人もいるが、ヒシャクとの関係はなさそう。「シャク」のような2音節の名前は相当古くから人間生活と関わりがあった証拠で、それだけに名前の由来ははっきりしなくなっている。



シャくの芽出し。
シャくの若葉はセリとミツバを合わせたような香りと味があり、古くから山菜として利用されてきた。
ただし、芽出しの時期には、ドクニンジンやフクジュソウ、ムラサキケマン(ともに有毒)の葉に似ているので要注意。
ドクニンジンとの見分けは茎に紫色の斑点がないことで、またフクジュソウやムラサキケマンとの見分けは、茎が中空でセリに似た香りあることで行う。



シャくの葉。
葉は有柄で2回3出複葉、小葉は細かく裂けてニンジンの葉に似る。ヤマニンジンの別名もある。
英名はワイルド・チャービル(野生のチャービル)、チャービル(仏名:セルフィーユ)はフランス料理などでハーブとして使われる。
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1 コメント

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シャク万歳 (西山 憲彦)
2025-03-04 19:48:39
シャク万歳!
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