井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

語源のはっきりしないカワミドリ

2011年11月01日 | 日記
花の名前の語源には、成る程と思えるものとそうでないものとがある。



カワミドリです。シソ科カワミドリ属。
葉は対生して柄があり、鋸歯縁で先が尖り、裏面には微細な白毛がある。
多くの花を節毎に輪生状につけ、穂状となる。



カワミドリの開花です。
開花が進むにつれ花穂は伸び、きれいな円錐形であったものが少し崩れる。
雄しべは花外に突き出る。特有の香りがあり、乾燥させて風邪薬として利用したという。
カワミドリは「川緑」の意味だと思うが、川筋ばかりでなく尾根でも結構見かける。カワミドリの語源は不明である。ちなみに、ウミミドリというのもあって、こちらはサクラソウ科である。



ニシキゴロモです。シソ科キランソウ属。
葉の色が美しいところから、美しい錦の衣に見立ててニシキゴロモと呼ばれる。語源は一応はっきりしているが、とても成る程と思えない。特別美しいと思えない葉ではあるが、特徴があってニシキゴロモを見分けるのに役立つ。
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