井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・ハナニガナ

2021年01月13日 | 日記

ハナニガナ。キク科ニガナ属。

山地の日あたりのよい道端~草地に生える多年草。

ニガナ属の基準種ニガナに対して、シロバナニガナはその1変種、その黄花種がハナニガナで1品種扱いとする。(「日本の野生植物(平凡社)」)

ただ、これと異なる見解もあり、ハナニガナを変種とし、その白花を1品種とする。大した違いはないようだが、その見解では学名も微妙に異なる。

ハナニガナの茎葉。

根生葉には長い柄があるが、茎葉には柄がなく、基部が心形になって茎を抱く。ただし茎を抱かない個体もある。

茎はは長楕円形で手前側半分ほどに刺状の鋸歯がつく。

ハナニガナの頭花。

頭花は8~11個の舌状花からなる(基準種・ニガナの場合は普通5個)。

花の径も20mmほどでニガナ(15mmほど)より大きく、「オオバナニガナ」の別名がある。

舌状花の数など、中間的なものもあるという。

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