井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

キンポウゲ属の仲間1

2011年12月18日 | 日記
キンポウゲは「金鳳花」、金のおおとり(鳳)というのは花の名前として最高クラス。



ミヤマキンポウゲ。キンポウゲ科キンポウゲ属。
日本の代表的な高山植物のひとつ。葉は3~5裂するが複葉にはならない。
キンポウゲ属の花はバラ科のヘビイチゴの花にも似るが、強い光沢があってバラ科の花とは見分けられる。
花弁をつくる細胞の中に多量のデンプン粒を含んでいて、光を反射する。



セイヨウキンポウゲ。キンポウゲ科キンポウゲ属。
ミヤマキンポウゲの1変種とされるが、「セイヨウ」の方が基本種のようである。太平洋戦争の後北海道に入ってきたといわれる。
別名「アクリスキンポウゲ」の「アクリス」はミヤマキンポウゲの種名(学名)であるから、セイヨウキンポウゲは園芸種として移入したもののようである。(園芸の世界では、和名よりも学名を大事にし、多用している。)



シコタンキンポウゲ。キンポウゲ科キンポウゲ属。
海岸付近の湿原や砂地に生える多年草。ミヤマキンポウゲとは近縁で、ミヤマキンポウゲは地下走出枝を出さないが、シコタンキンポウゲは地下走出枝を出す。
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