井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

エーデルワイス(ウスユキソウ)と近縁のヤマハハコ

2011年10月23日 | 日記
星型に開いたウスユキソウの苞とは印象が大分違うが、白いドライフラワーのような総苞などに似た感じもある。



ヤマハハコの芽だしです。キク科ヤマハハコ属。
地下茎を伸ばして増える。
成体の葉は狭披針形とされるが、芽だし時期の葉は幅広の感じになる。3脈があり、灰白色の綿毛が密生する。



ヤマハハコの雄花です。
雌雄異株とされていて、この花は雄花。形としては両性花で、先が5裂のはっきりした花冠をもつ。
形は両性花だが、不稔であるので機能的には雄花である。この点は、両性花も結実するハハコグサ属(ヤマハハコ属とは別属)との重要な区別点である。
総苞が白いので花全体が白い花のように見える。



ヤマハハコの雌花です。
雌花の花冠は不規則に裂けていて、両性花とはまるで形が違う。
雌雄異株とされていて、雌花と雄花とは別の株につくのが普通だが、ときには同じ株に混じる。
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