コシオガマの草姿。ゴマノハグサ科コシオガマ属。
山地の日当たりの良い草原に生育する半寄生の1年草。草丈は30~60cm。
シオガマギク属(シオガマギク、ヨツバシオガマなど)とは近縁で、深く羽状に裂ける葉を持つ点など共通の特徴。シオガマギクの似るが、全体に小型であるところから「小シオガマ」と名付けられる。
コシオガマの葉。
コシオガマの葉は対生し深く羽状に裂ける。小葉には粗い鋸歯がつく。葉の形はシオガマギクに似るが、コシオガマの葉や茎には腺毛が多い。
コシオガマの葉は大きくはないが立派に光合成出来るように見える。唯、根が弱く、根が原因で光合成が十分には出来ず、半寄生になるらしい。
コシオガマの花。
コシオガマは茎上部の葉腋に1花をつける。花冠は淡紅紫色。2唇形の花で、上唇は2裂して裂片は反り返り、下唇は上唇より少し長く3裂する。
萼は鐘形で5裂し、裂片には鋸歯がつく。その萼の形は特徴的で、それだけでも種の同定ができるという。
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