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井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・ムラサキウマゴヤシ2

2019年03月22日 | 日記


ムラサキウマゴヤシの花序。マメ科ウマゴヤシ属。
花は青紫色、10~30花が集まって総状花序につくが、シロツメクサ(シャジクソウ属)のような球状には密集しない。



ムラサキウマゴヤシの花。
マメ科の蝶形花冠、横につく翼弁と下側につく舟弁とで雄しべ・雌しべを包みこみ雨水から花粉を守る。
昆虫が蜜を吸うとき、舟弁が下がり雄しべ・雌しべが現われる。普通の花では、昆虫が去ると舟弁が再び上がって雄しべ・雌しべを包みこむ。
ムラサキウマゴヤシは、昆虫が頭を突っ込んだ時に花が破裂するように口をあけ、雄しべ・雌しべを見せたままになり「破裂型蝶形花」と呼ばれる。



ムラサキウマゴヤシの種子。
ムラサキウマゴヤシの果実は一寸変わっていて、豆果は裂開せずラセン状に1~3回巻く。
4~9個の種子を入れるが、この形で種子散布にどう役に立つのか、不明である。
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