井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・ドクダミ1

2019年02月07日 | 日記


ドクダミの群落。ドクダミ科ドクダミ属。
日陰や半日陰の湿った所を好み、地下茎を縦横にめぐらせ群落をつくる。
一旦庭などに入り込むと取り除くのは大変難しい。
現在は嫌われ者的存在になっているが、昔は園芸種がつくられたこともあり、海外に輸出されたこともあるという。



ドクダミの葉。
生葉に触れると嫌な匂いがする。薬効成分の匂いで蜂に刺された時に葉を揉んでつけたという。
ドクダミの語源いろいろ説はあるが、「毒矯め(どくだめ)」で毒を矯める、矯正する、解毒するの意味でそう呼ばれるようになったという説が有力である。
腫れもの、慢性鼻炎(蓄膿症)、高血圧、むくみなど多くの効能があり「十薬」とも呼ばれる。
三大民間薬の一つ。漢方の生薬は植物の薬効成分を組み合わせて使うが、民間薬は単一の植物を使う。



ドクダミの花序のつけ方。
ドクダミは葉と相対するように花序をつける。対葉性といいヘビイチゴやヒメヘビイチゴなどにその例がある。
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