セイタカアワダチソウの群落。キク科アキノキリンソウ属。
明治時代に観賞用として持ち込まれたものが逸出して野生化した帰化植物。
戦後急速に分布拡大したと言われ、北海道では昭和40年代に侵略的帰化植物として問題視されるようになった。
根から他植物の生育を阻害する物質(アレロパシーという)をだし、独占的に増殖してセイタカだらけになってしまうと不安がられた。ただ、そのアレロパシーには自分自身にも自家中毒を起こすということがあって、増殖の勢いは続かない。
セイタカアワダチソウのロゼット葉。
地下茎を伸ばし、花後に芽をだしロゼット葉で越冬する。
春にロゼット葉の中心から茎を立ち上げ花をつける。花時にはロゼット葉は枯れる。越冬時だけロゼット状になるというので「一時ロゼット型」という。タンポポのように、花茎(葉をつけない)を立ち上げ、ロゼット葉が根生葉として残るのを「ロゼット型」という。
セイタカアワダチソウの茎。
セイタカアワダチソウの茎には短毛が密生してざらつく。よく似たオオアダチソウにはざらつく毛がつかない。
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