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ヤマゴボウの芽出し。ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属。
里山周辺の林縁のやや湿った半日陰に生える多年草。
「山牛蒡」と書くが、根は野菜の牛蒡のようなスラッとした形にはならず塊状。江戸時代以前に中国から食用に輸入し栽培したが、現在、個体数は少ない。
信州には「山牛蒡の味噌漬」というのがあるが、ヤマゴボウの根ではなくキク科モリアザミの根であるという。
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ヤマゴボウの葉と花序。
茎は直立し淡緑色、葉は互生し、短い柄があり葉身は楕円形で基部はくさび型。
花序は総状で葉と相対してつく。花序にはあまり長くない柄があって果時にも下垂しない。(ヨウシュヤマゴボウの花序には長い柄があって果時には下垂する)。
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ヤマゴボウの花。
花被片(萼片)は5枚で果時に宿存する。雄しべは普通8本で葯は帯紅紫色、子房は8心皮からなり、輪状に並び離生する。
果実は扁球形の液果で、ヨウシュヤマゴボウのように合着はしない。
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