ドクダミの花序。
4枚の花弁状のものは総苞片で中央に小花が多数集まって穂状花序をつくる。
穂状花序と総状花序は良く似ている。小花に柄のあるのが総状花序で、無柄なのが穂状花序。
花弁に見える白い4枚(普通4枚だが、5枚のものも)の総苞片、大きさがあまり揃っていない。大きいものが1枚、中位のものが2枚、大型のものと向き合う形で小さいものがつく、というのが普通。
ドクダミの花
花は下から上へ咲き上がる。
花被をもたない裸花で、雄しべ3個と雌しべ1個で小花をつくる。花糸の下部は子房と合生しており、雌しべの柱頭は3裂する。
柱頭が3裂する雌しべは3個の心皮から出来ていて、子房は普通3室になるが、ドクダミの場合1室になっている。
ドクダミの托葉。
葉柄の基部に大きな托葉が癒着する。
ドクダミは日陰や半日陰を好み、陽のあたる所では葉や茎が赤く色づきやすい。UV対策と考えられる。
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