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井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

つる性で砂地を這うハマヒルガオ

2011年08月21日 | 日記
砂地に長い根を四方に這わせ群落をつくるハマヒルガオ。北海道の海岸でもごく普通に見られる海浜植物である。



ハマヒルガオです。ヒルガオ科ヒルガオ属。
つる性だが、森の中のつる植物と違い砂地を這う。葉腋から1個づつ花柄を出す。花柄は葉柄より長い。
花冠は大きく漏斗型。朝開花するアサガオに対して、昼に開花することから「ヒルガオ」と呼ばれる。



ハマヒルガオの葉と果実です。
水分の少ない砂地に生育するところから、葉は厚手でロウ物質でできたクチクラ層に被われる。乾燥や塩害に耐えるためである。
葉は腎円形で地上を這う茎、地中の茎につながる。果実は球形で径は1cmを超える。



ハマヒルガオの果実と種子です。
種子ははじめ黒色をしたビロード状の毛を被る。砂に埋もれるとビロード状のカバーはとれて発芽のスタンバイOKとなる。実生の他、根を長く伸ばして増える。
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