『さざなみのよる』 木皿泉 河出書房新社
小国ナスミ、享年43。その死は湖に落ちた雫の波紋のように家族や友人、知人へと広がっていく。
第1話、第2話の下にしずくの絵がある。話が進むにつれ、しずくが落ち、どんどん波紋を広げていくのがこの話を物語っている。
いきなり、ナスミが死ぬ。でも、その死の描写が人の死ってこんな感じかな、こうやって死ねたらいいなと思った。ナスミが死んでからの回りの人の動きもありかなと思ったり。あたたかな優しい話。
『物語のおわり』 湊かなえ 朝日新聞出版
様々な悩みをかかえ、北海道を一人旅する人に、旅の途中で手渡された紙の束。それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。物語を受け取った人々は、その結末に思いを巡らせ、自分の人生の決断へと一歩を踏み出す。
ん?これは、湊かなえさんが書いた本だよね?と思うほど、嫌な感じがないことに驚く。イヤミスではない。
私ならば、未完の物語にどんなラストを描くのだろうかと考えながら読んだ。
小国ナスミ、享年43。その死は湖に落ちた雫の波紋のように家族や友人、知人へと広がっていく。
第1話、第2話の下にしずくの絵がある。話が進むにつれ、しずくが落ち、どんどん波紋を広げていくのがこの話を物語っている。
いきなり、ナスミが死ぬ。でも、その死の描写が人の死ってこんな感じかな、こうやって死ねたらいいなと思った。ナスミが死んでからの回りの人の動きもありかなと思ったり。あたたかな優しい話。
『物語のおわり』 湊かなえ 朝日新聞出版
様々な悩みをかかえ、北海道を一人旅する人に、旅の途中で手渡された紙の束。それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。物語を受け取った人々は、その結末に思いを巡らせ、自分の人生の決断へと一歩を踏み出す。
ん?これは、湊かなえさんが書いた本だよね?と思うほど、嫌な感じがないことに驚く。イヤミスではない。
私ならば、未完の物語にどんなラストを描くのだろうかと考えながら読んだ。