My Style

今日あった事、感じた事を自分の言葉で自然体で

ロダン展へ

2007-03-16 23:15:15 | Weblog
金曜の昼下がり・・・ふらふらっと「 静岡県立美術館 」へ
ロダン―創造の秘密展 』に行ってきたのでした。


ロダンといえば、皆さんは、重厚な「黒い」ブロンズ作品を思い浮かべる
ことでしょう。
しかし、ロダンは、石膏を使った「白い」作品も制作しています。
19世紀において、石膏はブロンズや大理石作品として発表する前の
「原型」として用いられるのが主流でしたが、ロダンはその特性に
いち早く注目し、石膏の作品を中心にした展示をするなど、実験的
な試みを行いました。光を反射し、作品にはっきりとした陰影が
生まれるブロンズに対して、石膏は光を吸収し、やわらかい凹凸を
作り出します。それぞれの素材がもつ性質を見事にいかすことによって、
ロダンは独自の世界を築いていったといえるでしょう。
~HPより~





この左側の「眠り」(石膏)という作品は、とても美しくって、
このやわらかいラインにしばし見とれる。
見る角度や、光の加減で表情を変えるようにも見えて、うっとり。






こちら↓の左側「鼻のつぶれた男」も有名ですよね。
今回は、この大理石のものとブロンズの作品が並べて展示されていて
同じ形なのに、全然違った印象を受けるのも、おもしろかった。

右側もこれまた有名な「カテドラル」(ブロンズ)。
両方とも右手ですよね。この寄り添い、触れそうで触れない
二つの右手の描く曲線の不思議な魅力は何かしら?




ブロンズに、石膏に、大理石、テラコッタの作品もあり、
それぞれにもつ雰囲気でこんなにもイメージが変わるのねぇ。。。

難しいことはよく分からないけれど、、、

平日の午後、たまにはこんな時間もあってもいいかな






ついでに、こちらは常設展示のロダン館の様子。
デッサンする人がちらほら。

混みあっていなくて、ゆっくり鑑賞できてオススメな空間。

こちらはカメラでの撮影が(フラッシュはNG)OKなので
パシャリ・パシャリ。

入って右手側↓カレーの市民。




それから、ジャーン「地獄の門」。大迫力!
180体もの人物像からなるロダンの代表作。
死ぬまでの37年間、作り続けたといわれていますね。
静岡にあるものは、史上6番目に鋳造されたものだそう。

 



そして「考える人」。
もともと地獄の門の真ん中上のほうにあったのですね。
この考える人は世界に21体あるそうですよ。


なぜか、ここだけは人が多め。
みんな、この作品の前では、しばらく対話するかのように
(考える人となのか、自分自身となのかは不明だけど)、
しばらく立ち止まる。



こちらのロダン館の作品は常設展示だから、出かけてみては?
(創造の秘密展は3/25まで。)



最新の画像もっと見る