生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

寒露(10月8日から22日ころまで)秋の七草

2013年10月12日 07時51分04秒 | 八ヶ岳南麓と世田谷の24節季72候
秋の七草

秋の七草は、万葉集の山上億良の次の歌に始まるといわれている。
秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花、萩の花 尾花 葛花 撫子の花、女郎花 また藤袴 朝貌の花。
 春の七草は、七草かゆに象徴される食を楽しむものであり、秋の七草は見ることを楽しむものとも言われる。
「尾花」とは、ススキの穂が出ている時の呼び名だそうで、動物の尻尾のイメージとか。固まって秋風にそよぐ姿は、風情があるのだが、年々増えるので庭の花としては適当でない。昨年、根から掘り起こそうとして、シャベルとツルハシを交互に使い、おお汗をかいてしまった。


庭の七草

ここに活けた花々は、風のために庭で倒れたものを集めた。ホトトギスはこちらでは今が盛りだが、東京ではとっくに終っているのが通常。しかし、今年の東京の庭ではまだつぼみが漸く膨らみ始めたところだった。残暑のせいとも考えられるが、今年は、烏山の庭に瑠璃タテハが卵を産んでいった。瑠璃タテハの幼虫は食欲旺盛で、一匹で2本分の葉を平らげてしまう。この幼虫はこの葉っぱしか食べないので、食べ尽くすと大変なことになる。数年前の前回は危機だった。

幼虫(烏山の庭にて)

八ヶ岳では、葉は見事に茂るのだが、瑠璃タテハはついぞ見かけたことがない。第一、あの超グロテスクなトゲトゲの芋虫はこの辺りの景色には似合わない。

成虫(Wikipediaより)


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