生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

大雨時行 (大暑の初末で、8月3日から6日まで)

2020年08月05日 07時01分49秒 | 八ヶ岳南麓と世田谷の24節季72候
20年前からの記憶をたどる
大雨時行 (大暑の初末で、8月3日から6日まで)


「時として、大雨が降る」昔からの気候だ。
セダムの花
 庭の中央に据えた7トンの石(建物の敷地から出たもので、製材所のご主人に動かしてもらった)の上は、最初から岩庭の計画をした。散歩の途中で見かけた、丁度同じくらいの大きさの石の上の植物が眼に残ったためである。

 土を盛って、最初に植えたのが、隣の敷地にあった紅葉の芽生えと、白州の道の駅で求めたセダムだった。セダムは世界各地に分布し、岩盤面の隙間のような、乾燥かつ貧栄養状態にあるわずかな土壌でも生育可能な丈夫な植物なので、ここには最適だろう。また、岩場や石垣の熱しやすく冷めやすい厳しい環境に適応するために、独自の生理的メカニズムを発達させて来ました。このセダムの生育環境と屋上環境の類似性が、屋上緑化に良いとの記述もある。

 この岩の上には、富士山の六合目でもらったコケモモの苗も道の駅で見つけて植えたが、3年ほど数個の実をつけたが、いつの間にか消えてしまった。後は自然に任せることにしているが、セダムと紅葉は健在である。毎年の芽生えの季節には色々な草が芽を出してくれるので、ひそかな楽しみになっている。



 20年後の今、もみじの木は随分と太くなった。隣には、赤松が育っている。巨大な盆栽とも云えなくもいない。この岩庭は成功だった。


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