生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

芹乃栄 芹がよく生育する(小寒の初候で、1月5日から9日まで)

2021年01月03日 08時42分44秒 | 八ヶ岳南麓と世田谷の24節季72候
八ヶ岳南麓の20年前と今

芹乃栄 芹がよく生育する(小寒の初候で、1月5日から9日まで)

 芹(セリ)は、八ヶ岳南麓の清水の中ではよく育つ。しかし、20年前と比べると群生地の数は減ってしまった。しかし、人里を離れた小川では、一掴みでバケツ一杯の収穫がまだまだ可能だ。

ベランダからの富士


朝焼け時の富士山

我が家のベランダから富士を愛でるのは、冬の日の朝方しかない。
全ての葉が落ちると、微かにその形を知ることができる。このように望遠レンズで見ると、僅か数本の木が邪魔をしているだけなので、いつの日にか、そこの空き地に家が建つことを心待ちにしている。

 甲斐駒についても、条件は全く同じなのだ、たった二本の唐松が枯れてくれると、見事な団十郎の姿を毎朝楽しむことが出来るのだが、近くに家が次々と新築されても、この二か所には依然として林が残っている。
しかし、木の数と、小鳥の数は正確に比例をしているように感じる。このごろめっきりと小鳥の数が減ってしまった。富士が見えるときは、小鳥が見えなくなる時かも知れない。それならば、我慢、我慢。
 ベランダからの富士の眺めは、夕方も可能な時がある。しかし、明け方と違って、こちらは夕日が沈む瞬間だけなので、滅多にお目にかかることはできない。今年の冬に、その写真が撮れた。


 夕焼け時の富士山

重装備での散歩
 キーンと張り詰めた雪の朝の散歩は、格別である。空は青いと云うよりは群青色で、鳥の声は響き渡り、人も車も音はおろか、気配さえも感じることはない。八ヶ岳専用の重装備だけは欠かせない。独特のサクサクとした粉雪を踏みしめて一歩ずつ進む。



 日本の景色と外国の景色で何時も感じることがある。日本の町や村の遠景である。あのけばけばしい色の屋根が無秩序に散らばるのは,なぜ日本独特なのであろうか。ドイツ、イタリア、スイスは高い処からの家並が美しい、しかし、この時ばかりは日本の屋根も白一色になり、外国並みの美しさになる。屋根を葺く建材の種類が豊富なのか、大工が他とは違う家を主張するのか。とにかく、家主の趣味で屋根の色が決まっているようには思えないのだが。

 この地域では、まだ数年に一度のペースで、別荘地が開拓されている。前回は屋根の色が一色に統一された。日本の山里にもそういう時代が始まったようだ。


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