生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

冬至そして乃東生(夏枯草が芽を出す,冬至の初候)

2020年12月25日 07時55分27秒 | 八ヶ岳南麓と世田谷の24節季72候
冬至(12月22日から1月4日ころまで)

木が裂ける



木が裂けるということを知った。地面が雪に覆われ、天気は快晴、気温はぐっと冷え込む。そんな日に そのことが起こった。太い唐松の幹が数メートルに亙って縦に裂けたのである。木の皮一枚で、かろうじて全体を支えている。
これを見つけたのは、夕方の散歩の帰りだった。ふと見ると、真っ白な幹の中心部が見える。そして、あろうことか我が家の屋根に向かって倒れかかっている。夜中に風が吹けば我が家の屋根を直撃するだろう。



幸い管理センターに知らせると、すぐに泉郷の人が駆け付けてくれて、土地の所有者に話をして、数日のうちに伐採するという。聴くと、倒木の被害は時々あり、この場合は、幹に蓄えられた水分が急に凍結してはじけたそうだ。
伐採の時は見逃したが、次の来訪時には無事問題は片付いていた。
 
乃東生 (夏枯草が芽を出す,冬至の初候で、12月22日から26日まで)
もち米を蒸す



 年末の寒さの中での餅つきは一苦労だ。先ずは、コメを蒸すこと。庭の中央の焚火にせいろを載せて一時間も焚き続けても、コメの芯はまだ堅い。新聞紙を巻き、銀紙で更に巻き2時間近くかかって、ようやく餅つきの準備が出来る。そして、早くつきあげないと米は見る見る冷たくなってしまう。風が全く無い、小春日和の日にである。だから、年末の餅つきはめったに実現することはない。それでも、つきたての餅を一気に食べる楽しみは、続けたいことだと思う。
臼の下に丈夫な木枠を敷き、四方を杭で止める方法は友人の元通産官僚のF氏から教わった。これはすこぶる具合が良い。臼の底が汚れないのはもちろんだが、下の石で傷ついたり、一方が地面にめり込んだりと云った心配は無用で、横にずれたりもしない。臼の里には、色々なサイズの杵があり、子供用の杵をおまけでくれた。これも大層重宝している。子供には丁度良いし、つく前の米をこねるのにも良い。


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