生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

八ヶ岳南麓の24節季72候 大暑 火おこし三段戦法

2018年08月03日 07時41分53秒 | 八ヶ岳南麓と世田谷の24節季72候
八ヶ岳南麓の24節季72候
大暑(7月23日から8月6日ころまで)

火おこし三段戦法

 庭の片隅に、新たに「石窯」を設置した。ネット通販で安価で手軽に組み立て分解ができるものがあった。
配達された十個ほどに分割された包みから耐火煉瓦を取り出し、下から順番に積み重ねるだけでよい。カタログとおりに十数分で完成した。煉瓦の寸法が正確なので、接着は一切不要。従って、簡単に分解も可能になっている。



 簡易型なので、焚口が一つ。1時間ほど余熱をしなければならない。そこで考えたのが「火おこし三段戦法」だ。第1段は、焚き火をする。夏草は、毎週刈らなければならず、木々の大枝も年に数回は切らないと生い茂って、手が付けられなくなる。特に、白樺、モミジ、クルミの木の成長は、驚くほどに早い。そこで、真夏でも月に一回は焚火で燃やす必要がある。
 ここで、熾火を作ることができる。この半分炭化した細めの丸太を石窯に運ぶ。これが第2段だ。細い薪と一緒にくべれば、団扇で扇ぐだけで、火が着いてしまうのだ。





第3弾は、バーベキュー用の炭火おこしだ。石窯の天井のレンガを少しずらして、その上に炭おこしを乗せる。すると、瞬く間に炭が真っ赤になって、上から炎が出てくる。15分もあれば、炭は真っ赤に熾る。




後は、通常のピザの焼き方に戻る。初回から結構うまくいった。



さて、いよいよ食べる段階である。  
ピザが焼きあがる時刻と、BBQの火加減が良くなる時刻はほぼ同じ、ゆっくりと食事を楽しむことができた。