3連休の最終日は、前日から10度も気温が上がり熱中症になりそうでしたが、
近くの市民の森に2週間ぶりに行ってみました。
センニンソウやコバノカモメヅルは花は終わり実になっていましたし、
タマアジサイはほぼ終わり装飾花が裏返っていました。
前回、姿を確認できなかったツリフネソウとまだ咲いていなかったミゾソバは、数株ほどが咲き始め、
来週あたりにはもう少し咲いてくれているのではないとちょっと楽しみ(^^♪
ツリフネソウ(釣舟草) ツリフネソウ科
山地の湿り気のあるところに生える1年草です。
瀬上市民の森では、以前は小川の縁や葦などが生える湿地に群落を作っていましたが、
今年はずいぶん少なくなってしまったような気がします。
撮影をした株は草丈30センチ程度と低く、
花のすぐ下の葉は濃い緑ではなく明るい黄緑色でまだ若い株ではないかと、、、(私個人の感想です)
花の後ろ(距)は渦巻き状になっていて、カメレオンの尻尾のようです。
ミゾカクシ キキョウ科
別名:アゼムシロ
もう消えてしまったと残念に思っていたミゾカクシ、花2輪と蕾一つを見つけることができました。
ほんとうに久しぶりに見ることができ、葉を踏まないよう注意をしながら撮りました。
花は1センチ程度と小さいのですが、白に淡い紅紫色の花は上品で可憐です。
何ヶ所かで葉を見つけることができましたので、このまま増えてくれればいいなぁと思いました。
( 撮影日:2017年9月18日 )
自宅からバスで15分程度のところにある荒井沢市民の森で撮った花たちのご紹介は、今日で最後です。
意外に花が少なかったような、、、2~3年前に訪れた時より少し荒れていたような、、、
そんな印象を受けました。
瀬上市民の森と同じように、市民のボランティアによる整備・管理がされ、
それは必要なことだと理解をしていますが、
雑草(雑草と言う草は無いのですが、敢えて)が姿を消してしまうのはとても残念でなりません。
勿論、ボランティアの方々の活動を否定などするつもりは毛頭ありませんが、
ちょっとつぶやいてしまいました(*^-^*)
タカサブロウ キク科
図鑑には「水田のふちや川べりなど人くさいところに多い1年草の雑草」と書いてあります。
確かに鎌倉・円覚寺の水路の中にも何株も生えていますし、
市民の森でも水田のふちだけでなく、散策路脇などでもたくさんみることができます。
同じ仲間でアメリカタカサブロウというのがありますが、
見分けが難しく、タカサブロウということにさせていただきました。
もし違っていましたら、ごめんなさい。
イヌトウバナ(?) シソ科
水田と浅い小川の間の土手に咲いていました。
トウバナかイヌトウバナか迷いましたが、イヌトウバナではないかと、、、
イヌコウジュ(?) シソ科
シソ科の花は種類が多く、撮ってきた花が何という名なのかを調べるのが大変です。
図鑑やネット検索をしても、茎や葉の様子や葉柄・毛の有無など細部まで撮っていないことが多いため
いつもパソコンの前で四苦八苦しています。
名前の後ろに(?)が付いているのは同定ができなくて、「たぶん…」ということです。
どうぞよろしくお願いします。
( 撮影日:2017年9月10日 )
昨日に比べ10度以上気温が高くなり、夏が戻ってきたような一日でした。
この連休は台風の影響で雨マークでしたので墓参を1週間のばし、
今日はのんびり過ごすことにしました。
それでもじっと家に籠っているのも、、、と思い、2週間前に行った近くの市民の森にデジ散歩♪
心待ちにしていたツリフネソウが咲きはじめていました。
でも、2週間前に撮った花はすでに終わってしまったのか、見つけることができませんでした。
また、ミズタマソウが生えていたエリアはきれいに刈り込まれてしまい、影も形もない状態。。
花との出会いは一期一会と今日も実感でした。
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あと2日ほど、荒井沢市民の森で撮った花をご紹介します。
ツルボ(蔓穂) ユリ科
山野の日当たりのよいところに生える多年草です。
鎌倉でも横須賀線沿線の土手に咲き、今の時期、楽しみにしている花です。
アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩) マメ科
正面から花をみると鉄腕アトムのお茶の水博士を連想してしまいます♪
ちょうど花の時期だったのか、市民の森に入る手前の小さな川の土手一面に生えていました。
勿論、市民の森の中でもいたるところでこのピンクの花を楽しむことができました。
( 撮影日:2017年9月10日 )
昨日に引き続き、荒井沢市民の森の小さな花のご紹介です。
先日の瀬上市民の森ではまだ咲いていなかったノササゲ
ヒヨドリジョウゴの隣でぶら下がっていました。
野山で普通にみられるマメ科でつる性の多年草です。
花も黄色で房の上部の花は頑張って上を向いているかのような姿が可愛いのですが、
秋に実の鞘がはじける様子と種の彩りが面白くて、つい探してしまいます。
ノブドウ(野葡萄)
ブドウ科ですが、食べられません。
果実が淡緑色から紫色を帯び、碧色になるのですが、画像の実の色づきはまだまだこれから♪
北鎌倉・東慶寺では、境内の柵にたくさん巻き付いていて、
その彩りは楽しみのひとつです。
ツルニンジン(蔓人参) キキョウ科
別名のジイソブの方が面白く、覚えやすいでしょうか。
瀬上市民の森でもあったのですが、ちょっと撮りにくい場所にあったので撮りませんでしたが、
ここでは保護され、蔓が巻き付く棒が立ててありました。
でも、キイロスズメバチが蜜を吸いに来ていたので、落ち着いて撮れず1枚だけになってしまいました。
花は広い鐘形で、2.5~3.5センチほどあり、内側に紫褐色の斑点があります。
( 撮影日:2017年9月10日 )
鎌倉との市境に位置する荒井沢市民の森は、
横浜のグランドキャニオンと呼ばれる急峻な丘陵と谷戸(やと)があり、
市民のボランティア団体が整備・管理をしています。
前回ご紹介した瀬上市民の森とはまた少し違った小さな花を楽しむことができましたので、
今日から少しご紹介をしたいと思います。
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)
ナス科のつる性多年草です。
果実はまだ緑でしたが、秋になると赤く熟します。
名の由来は、ヒヨドリが赤くなった果実を好んで食べることによるそうです。
1センチほどの白い5弁の花は次第に反り返り、てるてる坊主のようでかわいいです。
花弁の根元に淡い緑の斑点と雄しべの色のコンビネーションもまたかわいいです。
雄しべの色が茶色を帯びているのと黒っぽいのがありました。
もしかすると株が違うのかもしれませんが、撮った場所は同じでした。
( 撮影日:2017年9月10日 )
瀬上市民の森に咲いていた花のアップは、今日のタマアジサイで最後です。
お付き合いくださり、ありがとうございました。
身近な場所にもまだ見たことのない花が咲いていることがわかり、
少し真面目に通ってみようかと思っています。
小川沿いの斜面にはたくさんのタマアジサイが自生をしています。
固いまん丸な蕾が割れ、淡い紫色の両性花の蕾があらわれ
白い装飾花が次々と咲き、そして両性花が開きます。
紫陽花の時期は梅雨の頃ですが、山地の谷川沿いなどでは9月になるとタマアジサイが咲き始めます。
( 撮影日:2017年9月3日 )
空気は乾燥していましたが、日差しの強さと気温上昇で夏が戻ってきてしまったような一日でした。
秋が来たと思っていたところでしたので、熱中症になりそうでした。
ダイコンソウ(大根草) バラ科
葉の部分を撮っていなかったのですが、葉が大根の葉に似ていることから名が付いたそうです。
花径1~2センチの5弁の黄色の花がとてもかわいいです。
3枚目は花後の状態、かぎ針のようになった花柱が特徴です。
ツルマメ マメ科ダイズ属
豆腐の原料の大豆は、このツルマメの改良種と考えられているそうです。
タコノアシに絡みついている3枚目の画像で、花の小さいのがわかると思います。
ヤブタバコ キク科
林の中でよくみられる多年草です。
この花を初めて知ったのは、鎌倉・亀ケ谷の切り通しでした。
その後、そこでは見られなくなりましたが、自宅から鎌倉へ抜ける尾根伝いの山道脇には、
ここにもあそこにも、、、と言うほどたくさん生えていました。
センニンソウ(仙人草) キンポウゲ科
綿毛になるのが楽しみです♪
( 撮影日:2017年9月3日 )
今日は朝から雨と時々雷の荒天でしたが、
夕方、窓が赤く染まり、ベランダに出てみると久しぶりの見事な夕焼けでした。
富士山に傘雲らしきものも見え、美しい光景の変化を楽しみました。
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もう少し瀬上市民の森の花をご紹介させてください。
ヤブツルアズキ マメ科
今年はこの花が散策路脇のあちらこちらで咲いていました。
「花の作りがどうなっているの??」と聞きたくなる、渦巻きのような花弁の不思議な花。
花径は1.5~1.8センチと、比較的大きめの花です。
豆果はインゲンを細くしたような形で、中には種子が入っています。
ヤマノイモ ヤマノイモ科
別名:ジネンジョウ
地中には食用になる円柱形の多肉根があります。
麦とろには欠かせない自然薯です(^^♪
雌雄異株で画像の白い花は雄花で、これ以上は開きません。
残念ながら雌花は見つけられませんでした。
オニドコロ ヤマノイモ科
実はヤマノイモの雌花と思い込んでいたのですが、
調べてみると「オニドコロ」の雌花だということがわかりました。
( 撮影日:2017年9月3日 )
自宅から歩いて行ける場所で、今回初めて見ることができた花のひとつ「ガガイモ」。
一株だけでしたし、花の時期はほぼ終わっていたようでしたが、
他の植物に絡みついて咲いていたのを見つけた時は、感激でした。
ガガイモ科で多年生のつる草
淡紫色の花を総状花序に咲かせるそうですが、見つけたのは1輪ずつ、
かたまって咲いている様子は見られませんでした。
モコモコした毛に覆われた5弁の花は、
両手両足を広げて寝転がっている赤ちゃんのように愛嬌たっぷりでかわいい♪
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スズメウリ(雀瓜)
水辺や平地のやや湿ったところに生える1年生のつる草です。
名の由来は、カラスウリに対し小さいのでということだそうです。
雌雄同株です。
雄花です
雌花の下部には果実が膨らみ始めています
直径1センチほどの果実、熟すと白くなります
最近、鎌倉ではなかなか見ることができなかったスズメウリ、
身近な市民の森で見ることができ、何だか嬉しかった~♪
( 撮影日:2017年9月3日 )
タコノアシ(蛸の足) ベンケイソウ科
花や実がびっしり並んだ花序を蛸の足に見立てた名前だそうです。
でも、秋には実が赤く色づき、その様子もまた茹であがった蛸の足に見えるような…
面白い名前です。
花序の枝は初めは渦巻き状になっていますが、やがて真っすぐにのびます。
湿地や沼、休耕田などにはえる多年草
いろいろな他の植物に混じって生えていました。
実と花と蕾
花に花弁は無く、直径5ミリ程度と小っちゃいのです
花序が真っすぐになってきています
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ウスゲチョウジタデ
図鑑に載っていなくて、ネット検索でやっと名前が判明
チョウジタデというとても似た花がありましたが、
花弁が丸みを帯びていることや茎が紅色では無いことなどから、ウスゲチョウジタデとしました。
葉がイヌタデに似ていますが、タデ科ではなくアカバナ科です。
水田の畔や休耕田などに生える一年草
これもまた今回初めて見た花、撮った花です♪
( 撮影日:2017年9月3日 )