浜松これが日本一

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大福寺納豆 三遠南信特産品

2016-03-20 05:55:55 | 浜松アラカルト
 納豆といっても、馴染みの糸引き納豆ではなく、ぽろぽろ乾いた濃い味噌色の柔らかいおまめ。この種の納豆は「浜納豆」という名称で遠州・三河地域で販売されています。
 大辞林で浜納豆を引くと、「遠江国(現浜松市周辺)の大福寺で作り始めたという」と書かれています。大福寺納豆の製法は門外不出とされ、代々受け継がれながら今でも寺一族手作業で作られています。
うなぎのお刺身がないのはなぜか
1300年ほど前、唐の高僧が京都の禅寺へ塩辛納豆を伝え、そこでつくられていた塩辛納豆が浜名湖畔のお寺に伝わり、「浜納豆」として広まった、という説があります。
大福寺納豆の製法は、室町時代から受け継がれ、この製法の納豆は足利・今川・豊臣・徳川の代々の将軍に献上されたといわれています。特に、徳川家康は好んで食したとされ、ある年の献上納期が遅れた際に「浜名の納豆はまだ来ぬか」と、納豆を待ちわびて言ったことから「浜名納豆」とも呼ばれるようになったともいわれています。
国産の大豆と遠州産の山椒を使ってつくられている大福寺納豆。そのまま食すと塩辛い豆粒の中に旨味とこくが凝縮されていて、日本酒にとてもよくあう味。
また、お豆を少しつぶして調味料として使えば、天然素材でありながら独特のこくを加えて、いつもの料理にアクセントをつけることができます。
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