2013年11月3日(日)文化の日
五位堂から高安へ電車で移動します。高安駅を南に廻り込む様に歩いて5分程で入り口に到着。イベントのパンフレットは高安車庫と記載されていますが、今回公開されているのは、駅を挟んで東西に広がる高安車庫のうち西側の一画に位置す高安検修センターです。以前は、全般検査・重要部検査を行う総合鉄道工場でしたが、その機能は近隣の五位堂検修車庫に移 し、新車の搬入と車体更新工事、廃車時の解体作業を主とする部署になっています。
五位堂とは違い営業車両の屋外展示は今回はありません。保線車両の乗車体験や洗車体験などの催しはしていますが、どちらかと言えば地味な、言葉を替えれば玄人受けする催しです。鉄道部品販売も車両系では無く保線・信号系部品中心です。その場でバーナーでレールを好みの長さに切断してくれるのは、新鮮ですが、販売は苦戦しているようです。部品収集という世界では車両系に比べレール系はあまり人気が無い様です。
ここでの最大の見せ場はトラバーサーの実演です。トラバーサー好きの自分としては、これだけは外せません。庫から連結器が装着されたフォークリフトに押された改装中の電車がトラバーサー上に載せられます。手作業でフォークリフトとの連結が解かれ、電車はゆっくりと横滑りしていきます。何度見ても、飽きません。子供のころ夢中で見ていたウルトラホーク1号の基地内移動シーンを思い出し胸が熱くなります。
庫のさらに西側の留置線上にクラブツーリズムツアー専用車両15400系が待機しています。深緑の近鉄らしからぬ車両を出来ればも う少し近くで見たいという欲望が沸々と湧いて来ますが、この種の電車は、今が稼ぎ時。イベントで休ませておく様な事は出来ないのでしょう。
帰りに物販コーナーを覗いてみたところ、五位堂では長い行列が出来ていて買うのを断念したBトレビスタEXが何の苦も無くすぐ買えました。すこし得した気持ちになりました。