しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

春の関東ジグザグ紀行(1)幻の筑波山とSL真岡号との出会い

2013-05-09 23:55:16 | 中小私鉄

2013年5月4日(土) みどりの日

徳島阿波踊り空港を飛び立ったANA280便は羽田空港に定刻より少し早いAM9:00前に到着。そのままモノレールで都心に出てJRを乗り継ぎ秋葉原へ。

Img_5901 ここから地下に下り、つくばエクスプレス(TX)に乗車する予定です。これから、つくばエクスプレス58.3kmとシャトルバスを乗り継いでの筑波山ケーブルカー1,6kmに乗車して、筑波山山頂へ向かう事とします。

ケーブルカーは、都市部、そして鉄道駅から離れた場所に立地しているケースが多く、民鉄完乗を目指す上で、難易度が比較的高い乗り物です。時間も出費も掛かります。今回の関東紀行は2005年に開業した新しい私鉄つくばエクスプレスと乗りにくい筑波山ケーブルカーをまとめて乗車し、茨城県内の鉄道を完乗するという目的が大きな柱となっています。もちろんケーブルカーで筑波山頂に登り関東平野を眺め、登山道を徒歩で下ってプチ登山(下山)を楽しむという健康的な目的も付加してあります。そのための用意(靴と服装)もしてあります。本日は快晴。さぞかし快適な山登りになる事でしょう。

さて駅に着くと、なにやら駅員が乗客向けに必死に呼びかけています。何があったのかと聞き耳を立てると<只今、筑波山へ向かうシャトルバスは、道路の混雑により通常40分の登山口までの所用時間が2時間以上掛かるとの連絡があり、現在筑波山への連絡切符は発売中止しております>との事。駅員は筑波山に登ろうとするハイカーをこの駅で止めようと、放送を続けています。駅事務所にも、状況確認の為お客が詰めかけています。シャトルバスの所要時間が2時間以上掛かるとして、それを受けたケーブルカーはどのくらい待つのか・・・?山頂に立つのが夕方になるのはいくらなんでも・・・。どうしても悪い方に考えてしまいます。それにしても私は筑波山を舐めていたようです。休日にはそれなりの人出が出る人気スポットなのです。つくばエクスプレスのみ乗車するのは非効率と言う事で、私の今日の主目的であったプチ登山と茨城県の鉄道完乗プランは午前10時の時点で頓挫してしまいました

足取り重く地上に出て、これからの事を考えます。JR秋葉原駅のコインロッカーに荷物を預けて、JR宇都宮線に乗り込みます。ヒガハス付近では多くのカメラマンが何か?を待っています。元気があればあの列に参加したいところですが、今の私にはその元気はありませF1001719ん。このまま電車を乗り継ぎ黒磯まで行って、バスで那須の温泉にでも行こうかとも思いました。心も身体も疲れています。3日で鉄釘がボロボロに溶けてしまう濃厚な<鹿の湯>に浸かれば憂鬱な気分も消えそうな気がします。が、それをすると今日一日が終わってしまImg_5927います。そこでだいぶ東京寄りの東鷲宮で下車する事にしました。徒歩3分弱の百観音温泉に向かいます。太古の海水が57度のナトリュム塩化物強塩温泉として湧き出しています。泉温出量が多く源泉かけ流しです。PHは7.90(弱アルカリ性)で鹿の湯のPH3未満(酸性)に比べれば優しいお湯です。一時間程、露天風呂に浸かりながら流れる雲を見ていたら、気分もリラックス・・・・。これからの計画も立て直す事が出来ました。

温泉の入口脇にある団子屋さんで団子を、駅の売店でビールを買い込み、駅のホームで頂きます。変わった取り合わせですが昼間に飲むビールが実に美味 い。JR宇都宮線で小山に出て、水戸線で下館に向かいます。

時刻は3時前です。真岡鉄道のSLもおか号が茂木方面から1時間ほどで帰ってきます。本来なら茂木寄りの風光明媚なポイントで待Img_5953ちうけるべきなのですが、もう移動する時間はありません。下館駅北方のJR線と別れる地点まで歩いて行くと、小さな祠とそれを囲む木立をかすめている場所を見つけます。そこでしばしSLもおか号を待ちます。

気動車を2本程撮影したのち、突然SL列車は姿を見せます。C12-66が思いの外の静かさで(住宅が近いので)、力強く目の前を駆け抜けていきます。茶色に塗られた50系客車を牽いて軽快に走って行きます。良い感じです。背景は住宅が写りこんでしまいますが、そんな事を差し引いても、現役の蒸気Img_6001の姿は日常の煩わしい事を忘れさせてくれます。

Img_6013

Img_6024

当然、回送列車も撮影します。DE10に牽かれてねぐらに帰っていきます。

Img_6055

Img_6067

撮影を終え今夜の宿に向かう事にします。今日は疲れました。今夜の宿は本来の計画であった筑波山登山の事を考え、土浦にとりました。ここから友部経由で向かえば土浦まで70km、1時間と少しで到着します。が、ある事に気がつきました。カメラ以外の荷物を秋葉原のコインロッカーに入れてきた事を・・・・。着替えは我慢できます。でもデジカメの充電器を置いて来ました。明日の行動に備えホテルでの充電は必須です。私は疲れた身体を引きづる様に荷物を取りに都心へ戻って行きました。結局、土浦まで150km、3時間を越えて電車に揺られる事になりました。トホホ・・・・。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
往復おつかれさまでした。 (印旛沼)
2013-06-02 23:12:51
往復おつかれさまでした。

筑波山はGW観光ポイントとしては、上位ですから、混雑はしかたないですね。
返信する
印旛沼様。お久しぶりです。筑波山は関東を代表す... (管理人 ほなけん)
2013-06-03 23:23:32
印旛沼様。お久しぶりです。筑波山は関東を代表する行楽地だったのですね。地元の眉山山頂への登山をスケールアップ(×2ぐらい)した程度の認識でしたが、見どころいっぱいの様で、ますます登りたくなりました。オフシーズンにでも行きますか・・・。でもその時期は花は咲いていませんね。
返信する

コメントを投稿