しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

なはつきリベンジ!というか・・・

2008-03-20 01:09:57 | 鉄道

3月2日(日)

2月14日のバレンタインデーに会社を休んでまで(主目的は通院のため)京都府の山崎駅で寝台特急「なは・あかつき」(以下「なはつき」)を撮影しようとして、複々線の緩行線を走る快速電車に完璧に被られ、無惨な結果に終わった悪夢から17日経ちました。今日は、その時の無念を晴らすべく午前4時前に徳島の実家を出発します。

鳴門大橋を渡り、淡路島を北上し島の北端、岩屋港へ。港付近にある公営駐車場に車を駐め、明石行きのフェリーに乗船します。

今回の撮影行のミソとも言えるのが、このフェリー利用です。徳島から関西地区に早朝に到着しようとした場合、徳島方面始発バスでは、どうしても着時間が8時近くになってしまいます。午前3時台発の和歌山行きフェリーを使い南海電車に乗り継いでも7時過ぎになってしまいます。これでは「なはつき」撮影には間に合いません。このため前回2月の撮影行では、前日宿泊という手を使いました。そう何度も宿泊するのは不経済です。そこで考えました。そうして、明石-岩屋間のフェリーが24時間運航であることに長い時間かかりましたが、気が付いた訳です。この手段の発見は、私的には新大陸発見級のものでした。本州側の明石駅から始発電車で移動可能なのですから、18切符で旅行する場合の行動範囲は相当広がります。それ以外でも、いままであきらめていた神戸・伊丹空港を早朝出発する便に間に合う事が出来るのですから。淡路島側の駐車場は1日あたり500円でフェリーの旅客運賃は人間だけなら320円です。なぜもっと早く気が付かなかったのか・・・!

明石港からまだ真っ暗な通りを歩き、7分ほどでJR明石駅に到着します。そこから電車に乗り大阪方面の電車に乗り込みます。さて、どこで撮影するかは、まだ未定です。甲南山手かさくら夙川、塚本あたりが候補です。

須磨駅手前の交番前撮影ポイントには15人程のカメラマンが群れをなしています。ここでは、「なはつき」通過時間帯には陽が昇り切っていないと思われ、撮影条件のきついところと思われますが、それでもこれだけの人だかりなのですから、ここから先の有名ポイントは、もっとすごい人出に違いありません。そんなところに後から来ても、人の背中しか撮せないではないかと思い、気が焦ります!とりあえず空いていそうな場所が見つかれば、そこで待とうと考えを定めます。やがて電車は神戸に停まりまImg_2492す。そこには先客2人ほどカメラを抱えて待機しています。私は<ここにする>と心の中で叫び、あわてて下車します。ここの岡山方は、程よくカーブしており想像したよりは好条件です。しばらくして、EF66-100番台牽引貨物列車が通過します。なかなか良い感じですが、まだ陽は差してきていません。背後の阪神高速とビル群がまるで悪意があるかの様に朝日を遮Img_2501っています。やがてゆっくりとお目当ての「なはつき」がやってきます。機関車はライトをハイビームにして接近してきます。これにやられてしまいました。ライトの光が強すぎて画面が見事つぶれてしまいました。リベンジに失敗したみたいです・・・・。嗚呼・・・!無情なり!

せめて京都駅で「なはつき」回送風景を撮ろうと考え京都方面に向かいImg_2516ました。途中、山崎駅の大阪方ホームで人だかりが出来ているのを発見し、急遽下車してその人だかりの最後尾に陣取ります。何が来るのか分からぬまま待っていると、国鉄色485系雷鳥がやって来ました。皆さん、それを撮影し終わると撤収していきます。雷鳥目当ての人垣だったようです。このタイプの雷鳥も引退が近いのだと実感します。

携帯のメールに大学鉄研同期の大阪在住A木氏から今まで淀川鉄橋で銀河を撮影していたとのメールが来ました。せっかくの機会です。近場の撮影地で会うことになりました。

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Img_2531甲南山手の岡山寄りホームでA木氏と合流します。が、狭いホームの先端はカメラマンでいっぱい。ポジション取りに苦労します。そうこうしていると、後ろから「何が、来るんや?」と声を掛ける人がいます。後ろを振り向いて驚きました。これまた大学鉄研の相当先輩にあたるNト氏がいるではないですか。電車で移動中に人だかりがしていたので、降りたとのこと。山崎駅で途中下車した、私の行動と同じです。特に珍しいものは無いと答えると「それじゃあ!」と一言発して去ってしまいました。OBとの突然の再会には驚きましたが、それ以上にびっくりしましたのは、久しぶりの再会にも関わらず、旧交を温める間もなく去っていったことでした・・・・。

貨物1本と「はまかぜ」を撮影して、塚本に移動します。

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ここまで来ると、同業者はいません。誰に遠慮する事無く、リラックスした雰囲気で撮影を続けます。もっともここには貨物列車は来ませんが。

Img_2606次はA木氏が行った事がないJR東西線加島駅下車大阪方向徒歩5分の陸橋からの俯瞰ポイントに向かいます。遠景が霞んでおり、イマイチすっきりImg_2587しませんが、朝の失敗の後味の悪さも多少は埋め合わせた様な気がします。A木からは、来週も来るの?と尋ねられましたが、「なはつき」撮影はこれで最後になると思います。

Img_2629 Img_2638 淡路島へ渡る帰りの道中、たこのイラストの描かれたフェリーボートの甲板であつあつのたこ焼きを食べながら、今日一日を振り返ります。「なはつき」撮影のリベンジこそなりませんでしたが、そこそこの充実感はあったかなと思える1日でした。


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