しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

夏の終わりの松山へ!

2010-08-30 23:54:16 | 展覧会

残暑厳しい松山に、何かを求めやってきた先輩後輩2人組・・・・
そこで見たものは



8月22日(日)

高速を走り、松山へ・・・.

F1000508 ←最初に出て来た<だし巻き玉子>は予想以上の逸品
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松山インターを降りてしばらく、今回の同行者、J南高校映画部先輩 F谷氏のナビに従い、生活路を右に左、訳がわからぬまま進んでいきます。やがて椿神社の大きな鳥居からほど近い所に、F谷氏推薦のお蕎麦屋さんはありました。<無着庵>といいます。2人とも<せいろ>を注文。先輩は<だし巻き玉子>を単品で注文。 先に出てきた<だし巻き玉子>を分けていただきます。おいしい!サイドメニューでも手を抜かず、絶妙なだしのバランスと玉子のフワフア感で、気持ちも柔らかになっていきます。後から出てきたメインのおそばは、固めですが、コシがあるというのでしょうか。出汁もさっぱりしています。満足感を味わいながら、そば湯を頂きつつ、今後のプランを確認します。先日、GetしたiPadがさっそく役に立ってくれます。

松山市の中心部、大街道へ出て、映画を見ます。<オーケストラ>を鑑賞。

映画についての詳細は別項で・・・・。 

Img_0448映画を観終わり、残暑厳しい松山の街を、右手にお城を眺めながら<愛媛県美術館>まで、てくてく歩いて行きます。

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ここに来た目的は、<メカデザインFOR1/1 メカニックデザイナー大河原邦男展>を見ること!

会期:2010年7月24日(土)~9月6日(月)

大河原邦男先生は、「科学忍者隊ガッチャマン」の敵メカのデザインを皮切りに、「機動戦士ガンダム」で、アニメ史のエポックメイキングともいえるザク等のモビルスーツをデザインした方です。現在30後半~40中頃の男性の多くが、その方のお名前を知っている事と思います。とにかくこれまでのアニメと一線を画すメカデザインの数々で当時の男の子たちの心を鷲掴みにしていきました。80年代のリアルロボットアニメブームを牽引した一人です。さらには「太陽の牙ダグラム」「装甲騎兵ボトムズ」などキラ星のごとき作品を手掛けられて、現在も大活躍されています。今回の展覧会は、氏の創作の歴史を時系列に原画や設定資料、プラモデル・玩具を通じて分りやすく解説しています。展示物一つ一つに自分自身の青春時代が重なり、当時の出来事を思い出してしまいます。よってなかなか前に進んでいきません・・・・。 

展示場の床に突き刺さった1/1ヒートホーク(ザク用)に唸ってしまいます・・・。知らない人が見たら、「何のこっちゃ」?というシュールな現代彫刻みたいです。

コの字状Img_0483の展示状の角を曲がると、Img_0484信じられない光景が瞳に飛び込んできました。広いフロアーのの真ん中に大きなロボットが起立しています!

「す、スコープドッグ・・・!ほ、ほんもの?」(本物の訳ないが)

アニメ<装甲騎兵ボトムズ(1983年)>で活躍する身長4m程の戦闘用ロボット<アーマード・トルーパー(AT)>。その中でも、劇中最も活躍したATが、今、眼前に仁王立ちしている<スコープドッグ>です。「これが倉田光吾郎氏製作の1/1 スコープドッグ!」その存在は、噂で聞いたことがありました・・・。が、実際今これが、ここにあるとは聞いていなかった・・・。思わぬ遭遇に、我を忘れて、舐めるように鋼鉄の巨人を眺めます。左手がガトリング砲になっているので、厳密にいえば<スコープドックブルーティシュカスタム>というべきなのでしょう・・・。先行していた同行者のF谷氏が、スコープドッグの前で立ちすくんでいます。無理もありません。スコープドッグを愛している事を日ごろから公言しているF谷氏です。私以上の感動を受けたようで、ただただ見つめています。

※展覧会場は撮影禁止でしたので、1/1スコープドッグの写真は倉田氏のブログで→http://monkeyfarm.cocolog-nifty.com/nandemo/2010/07/post-6659.html

予想以上の充実感を得て、美術館を後にします。公園を出ると、そこは市電通りです。自然とカメラを行き交う路面電車に向けてしまいます。

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気がつけば、先輩をさて置いて、撮影に熱を上げる自分がいました。

申し訳ありません・・・・。なんとなく先輩の表情が険しいような・・・・・

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(←3枚目写真)いつの間にか新型超低床タイプが増えています。市内電車全体の1/4に迫る数だそうです。アルナ工機製リトルダンサータイプSモハ2100形電車。

(←4枚目写真)坊っちゃん列車 SLの様に見えるけど、新潟鐵工所製ディーゼル機関車です。車外スピーカーでSLのドラフト音を響かせて、大通りを驀進していきます。

松山を後にする前に、大街道で見つけた郷土料理店に入り、ノンアルコールビールをグイっと飲んで、暑さを忘れます。そのあとで、この地方の名物<鯛飯>を頂きます。

今日は久しぶりに充実した1日を過ごすことができたと思います。が、同行した先輩はどうだったのでしょうか・・・?