しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

蝦夷梅雨紀行(6)二股ラヂウム温泉

2010-08-20 23:45:16 | 北海道

7月17日(土)その5

1007_502 陽が落ちる前に、今夜のお宿に到着。たどり着いたと言う表現がぴったりの、温泉宿の名前は<二股ラヂウム温泉>。長万部の中心部から車で30分ほど山道を登った場所にあります。すでに携帯電は圏外になっています。キタキツネが、ひとり遅れてきた来訪者を迎えてくれます。湯治客の多い宿では、すでに夕食時間は終了しています。一人、部屋に運ばれたお膳の箸をつけます。贅沢ではないけ

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ど北海道らしいメニューに舌鼓を打ちます。ここは、何といっても温

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泉が有名!泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉(43℃)です。少し黄色気味のお湯は金属味が少しします。『ラヂウム温泉』と言うものの、温泉法での放射能濃度は基準に達していません。二股ラジウム温泉を語る上で、欠かせないのが露天風呂に隣接する

石灰華!源泉に含まれる石灰分によって形成された、巨大なドーム状の鍾乳石です。北海道の天然記念物にも指定されています。戦前は帝国陸軍の保養施設としても使われていた程の温泉です。

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あらゆる傷病に、効果がありそうに感じます。ただ以前は、トーチカの様なコンクリのドーム風呂の中に石灰華自身で出来た湯船の露天風呂があって野趣満点だったようですが、施設全体、小奇麗な宿に変身しています。これも時代の流れなのでしょうが、少し残念ではあります。とにかく、地球のパワーを体に取り込むべく、何度も入浴しました。あまりの長湯は、体に悪いかな・・・・。