2011年7月16日(土)
前日、東海道山陽新幹線では下りの検測車が走りました。と言うことは今日は上りの検測があるということです。多分。
今日は土曜日!休日に検測車が走るのは、年間数えるほど・・・・。これは、行かねば!行かねばならない!けれど、私が行きたいあの場所は、今からでは間に合わないかも・・・・。
<しかし(目の前の獲物に)手出しをせずに行き過ぎる男なぞ、お前は嫌いな筈だったな>ランバラル大尉のセリフが頭をよぎります。その瞬間、答えは決まりました。兵庫県千種川橋梁を渡るドクターイエローを撮りに行きます。兵庫県赤穂市郊外に架かる千種川橋梁を行く新幹線の写真は、新幹線を紹介する出版物の多くに掲載されています。障害物の少ない直線を走行する新幹線の姿を、そして新幹線に咲いた花ともいえるドクターイエローの姿を映像として収めたいという願いを、今日こそ叶えて見せます。
赤穂ICで高速を下りてカーナビを頼りに、新幹線の橋を見渡せるポイントを目指します。県道457号線が千種川を渡る高雄橋にやってきました。新幹線沿線でこんなに開放的な場所が残っていた事に驚きます。ドクターイエローが走るということで、同業者も少なからずいるようですが、各自思い思いの場所に散らばっており、ここぞという場所が分りません。検測列車通過まで時間がありません。橋の中央付近にヤマを張り、カメラ手持ちで備えます。ドクターイエロー通過まで10分あまりしかありません。
時間が無いのと、迷いがある為か、露出が決まらず中途半端なカットが続きます。
通過時刻が近づき、緊張します。しすぎます・・・・。 直前まで構図が決まらず焦ります。そうしているうちに、こちらの状態には、お構いなしに黄色い電車が高速で横切っていきます。
結果は、手持ちの悪い癖が出ました。カメラが電車の動きに反応して、動いてしまい、画面の上下のバランスが崩れてしまっています。ものすごい敗北感が両肩にかかってきます・・・。
気を取り直してN700系。
<さくら>がやってきます。でも私の心の<さくらの花>は、もう散ってしまっています。
見渡せば、私以外の同業者は遠の昔にいなくなっていました。私だけが、この長い橋の真ん中に取り残されていました・・・。今日は、反省点多いです。思わず
<戦いに敗れるとは、こういう事だぁー!!>という同じくランバラル大尉の言葉が頭を過るのでした・・・・。
でも、この場所は気に入りました。再戦の機会を待ちます・・・・・。