たけのこ山となんでもやってみるもん

「国道10号自転車通勤」,「奄美の自転車オヤジ」から3度目のタイトル変更です。主夫をしながら竹林整備を始めました。

奄美では早くもアブラギリが咲く

2011年05月21日 | 奄美の花たち

奄美大島といえば亜熱帯の色とりどりの花が咲いているというイメージがあります。例えば,ハイビスカス,ブーゲンビレアなどはいかにも南国をイメージさせる花です。でもこれらは奄美に元から自生していたものではありません。気候の似た外国から移入されたものです。
奄美に古くからある植物は,白や控えめな淡い色の花が多いような気がします。


原産地は中国のアブラギリという花木です。外来種ですが奄美の自然によく似合います。種子から「桐油」を採取するために移入されたとか。桐油は家具用の塗料として使われます。
数年前に訪れた台湾では山にいっぱい栽培されており,満開の時期には花見の宴が催されると聞きました。


アップです。コンパクトデジカメの5倍ズームではこれが限界です。天気も悪いために鮮やかさに欠けますね。梅雨だから仕方ありません。
(撮影場所:奄美市役勝トンネル入口近く)


以前も紹介したことのあるセンニンソウ(仙人草)です。蔓性の植物でクレマチス(鉄線)と同じ仲間です。
(撮影場所:奄美市名瀬浦上)


カイコウズ(海紅豆)という花木です。見ての通り深紅の花が鮮やかです。鹿児島県のシンボルツリーに指定されていますが,原産地は南米だそうです。なんか変ですね。カイコウズ以外にクスノキとミヤマキリシマも県木に指定されています。ちょっと多すぎる気がします。


アップです。名前に「豆」の字があることからわかるようにマメ科に属しています。
(撮影場所:奄美市名瀬浦上)

まだ紹介したい花があるのですが,天気が悪いです。いい写真が撮れません。奄美の梅雨入りは4月末でした。まだ梅雨が明けません。梅雨入りは早いのに梅雨明けは本土よりわずか1週間程度早いだけと聞きました。梅雨と言うより「雨季」と読んだ方がよさそうです。

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宇検村屋鈍まで行く

2011年05月19日 | 日記

ブログの更新を怠っていると撮りためたネタ写真がどんどん古くなり時期にあわなくなってきました。
本日の記事は4月30日に自宅から屋鈍(やどん)まで往復した時のものです。


出発地は焼内湾の一番奥(地図の右端)で,目的地の屋鈍は左端の「現在地」と赤く表示してある付近です。ここから先は山を越えて隣町に通じる小さな道があるのですが,バスの終点となります。


「道の島交通」というバス会社が運行しています。終点なので行き先は一方向のみです。一日3便の往復しかありません。潮風にさらされた標識は可哀想なくらいに錆びていました。


屋鈍バス停近くにある珊瑚の石垣です。かつては風よけのために珊瑚の石垣が多かったそうですが,手入れの要らないブロック塀に取って代わられました。最近,古い景観を保とうということで珊瑚の石垣が見直されるようになってきました。白いベンチは夕涼み用?ひなたぼっこ用?それとも写真撮影用?


石垣のアップです。石灰化した固い珊瑚を板状に整形して積んであります。石の隙間を風がとおり,ブロック塀よりは涼しいそうです。


屋鈍の浜です。砂は白いが漂着物が多かったです。


海水浴場なのでシャワー設備があります。青いポストがシャワー。料金は無料です。試しに水栓をひねってみました。この時期でも水が出ましたよ。中央の木造の建物はトイレです。水洗で清潔です。観光客のためにペーパーもちゃんとありました。


前回の記事でも使用した芭蕉の実の写真です。おいしそうに見えますが,タネばかりで食べるところがありません。


最近見直された田中一村の絵にも出てくるアダンの実です。一見するとパイナップルそっくりです。熟するとやや黄色くなります。食べられないことはありません。でも,パインの味を期待するとがっかりします。甘くはありません。


道路脇にあるトイレの案内看板です。どのトイレも清潔でペーパーが完備されています。町中の汚く,ペーパーもないトイレとは全然違っていることに感心しました。


阿室小中学校の校舎です。小中学校とは小学校と中学校が同じ敷地と建物にある学校です。児童生徒が少ない地方では小学校と中学校の校長先生は同じ人です。


佐念地区にある「モーヤ」という古いお墓の案内看板です。


これがモーヤの本体です。珊瑚の石で組まれた中を見ると骨が見えました。


モーヤの近くにあった「厨子瓶(ずしがめ)」です。かつてはこの中に人骨が入れられていました。琉球地方の埋葬風俗です。


この付近でも黒マグロが養殖されています。赤いのがマグロのいけすです。


まぐろ養殖の作業船。

 
名柄(ながら)小中学校。


釣りをするおじさん。いたるところで釣りができます。


アマリリスです。


こちらは真っ赤なアマリリス。色彩の鮮やかさに思わず見とれてしまいます。


石垣,アマリリス,ガジュマル。


おなじみのヒカゲへゴです。


新芽部分をアップにしました。食べ甲斐がありそうな大きさです。でも食べる人はいません。


ボタンボウフウという芹科の植物です。こちらでは「世界一」,「まぁざく」とも呼ばれてスーパーでも見かけます。もちろん食べられます。


山桑とその実です。若葉と実は食用になります。


早くもクチナシが咲いていました。


何やら茗荷に似た植物がありました。


名前は不明ですが先ほどの茗荷みたいなものは木の芽でした。


平田(へだ)地区に咲いていた野生百合です。


野生のイチゴです。


手に載せてみました。とてもかわいいですね。もちろん食べてみました。酸味がわずかにあります。でもしつこさのない甘さが野生を感じさせます。

この日の写真はこれでおしまいです。

走行距離:47.8㎞
所要時間:2時間43分
最高速度:45.6㎞/時間
平均速度:17.5㎞/時間

次は宇検村脱出にチャレンジするかな。

 

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奄美大島のガソリンは安くなったのかなぁ?

2011年05月09日 | 日記

奄美大島に引っ越して驚いたのはガソリンの高さです。本土(こちらでは「内地」といいます)からの輸送経費が上乗せされるのである程度高いことは予想していましたが,本土に比べて1リットルあたり10円は高いような気がします。
高さの原因は距離以外にスタンドのサービスのせいもあります。こちらではすべて有人スタンドです。セルフスタンドはどこにもありません。給油に行くと店員さんが給油場所まで誘導してくれます。ドアを開けると「ゴミや吸い殻などはありませんか?」と聞きます。何も言わないのに室内拭き用のタオルを渡してくれた,自分は窓を拭いてくれます。
数年前まではどこでも普通のサービスだったのに,運転席から店員さんの作業の様子を見ているとなんだか居心地が悪いです。


さて,ガソリン単価です。4月9日に給油したレシートがありました。アコちゃんはハイオク仕様です。燃費を計算したらレギュラーよりハイオクのほうが1㎞あたりの単価が安いので,ずっとハイオクを入れています。この日の単価は171円でした。


5月1日から来年3月31日まで国の補助制度でガソリンが安くなりました。奄美大島では1リットルあたり7円の補助です。このレシートは前の写真から丁度一ヶ月後の今日(5月9日)に給油したものです。
前月と比べてみますと171円-167円=4円。7円安くなっていると思ったのに4円しか変わりませんね。差額の3円は卸値が上がったのでしょうか?よくわからないです。どこの元売り系列が安いのかあちこち試しています。

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タネのあるバナナ?

2011年05月07日 | 日記



宇検村内を走っていると藪の中にバナナを発見しました。食べる人もなく腐りかけていたので,3本ほどいただくことにしました。


手のひらに乗せた様子です。モンキーバナナよりもずんぐりしています。


右の2本がピーチバナナという名前で売っていたもので,右が道ばたに生えていたものです。いよいよ試食してみます。


半分に割ったら何やら黒いつぶつぶが見えます。普通のバナナとは明らかに違っています。これは一体何だ?でも匂いはバナナなのでとにかく食べてみました。
味は少し甘いのですが,種だらけで食べる部分がほとんどありません。

そうです。これは「バショウ」の実が熟れたものだったのです。鹿児島県本土にもバショウが生えているところがありますが,熟れる前に冬の寒さで落果してしまいます。霜の降りない奄美ではこうしてバショウの実も熟するのです。

ちなみにバナナのことを日本語では「実芭蕉(ミバショウ)」と呼びます。

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宇検村焼内湾で釣りをした

2011年05月02日 | 日記

4月28日
日常生活も軌道に乗ったので,長らくご無沙汰していた魚釣りに出かけることにしました。転居通知を書かないといけないのですが,せっかくの晴れの日です。葉書は雨の日にも書けます。外で遊ぶのは晴れの日しかありません。

数年以上前に使ったきりの道具を引っ張り出しました。とりあえず,入門のサビキ釣りに挑戦です。


釣れたのはこの1匹だけです。釣果が少ないので大きな写真にしてみました。マアジではありません。メアジというそうです。大きな目玉が特徴的です。奄美では「ガッツン」というらしいです。妻は鹿児島に帰って留守だったので,刺身にして一人前丁度でした。
この日は潮周りが悪かったのか,みんな釣果がなかったようです。
次回は頑張って沢山釣りたいものです。

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