宇検村内を走っていると藪の中にバナナを発見しました。食べる人もなく腐りかけていたので,3本ほどいただくことにしました。
手のひらに乗せた様子です。モンキーバナナよりもずんぐりしています。
右の2本がピーチバナナという名前で売っていたもので,右が道ばたに生えていたものです。いよいよ試食してみます。
半分に割ったら何やら黒いつぶつぶが見えます。普通のバナナとは明らかに違っています。これは一体何だ?でも匂いはバナナなのでとにかく食べてみました。
味は少し甘いのですが,種だらけで食べる部分がほとんどありません。
そうです。これは「バショウ」の実が熟れたものだったのです。鹿児島県本土にもバショウが生えているところがありますが,熟れる前に冬の寒さで落果してしまいます。霜の降りない奄美ではこうしてバショウの実も熟するのです。
ちなみにバナナのことを日本語では「実芭蕉(ミバショウ)」と呼びます。