国家がネット上の情報を監視し,規制するのは,最近高速鉄道の追突死亡事故が発生した国に限ってのことではないようです。
新聞やテレビの報道によると,資源エネルギー庁が原子力や放射能に関する「不正確な情報を随時監視」し,「風評被害を招くおそれのある」情報があれば,資源エネルギー庁のホームページなどにQ&A形式で「正確な情報」を載せるらしいです。
今年度の予算は8300億円とありました。今回の事故を受けたブログやツィッターが監視の対象です。
へぇっ,税金を使ってそんなことをするんですね。驚きましたね。もっとほかに有効な遣い道がありそうですが,電力会社と一体となって原発を推進してきたお役人の考えることは訳がわかりません。
かつて,原子力の危険性を啓発し続けた高木仁三郎という方がおられました。数年前に亡くなられましたが,今の状況をみたら何と思われたことでしょうか。
今後は「原子力は安全でクリーンなエネルギーです」という情報を書き込むと「不正確な情報」としてチェックされるかもしれませんね。
被爆も被曝も、もう二度とご免です。
広島・長崎よりも、福島のほうが影響大かも知れませんね。