たけのこ山となんでもやってみるもん

「国道10号自転車通勤」,「奄美の自転車オヤジ」から3度目のタイトル変更です。主夫をしながら竹林整備を始めました。

ツール・ド・おおすみ 「SP.大隅南周りコース」を走ってみた

2010年10月17日 | 日記
第10回「ツール・ド・おおすみサイクリング大会」は11月27日~28日に開催される。私の手元にも案内状が届いた(昨年参加したから)。今年は10回目記念として27日(土)にSP.コース大隅南回りコースが設定されている。パンフレットには「過酷な上級者向けコース (鹿屋)体育大学自転車競技部についていけるか!?」とコース説明があった。
体育大学自転車競技部にはついていけなくとも「チャリ通オヤジを自称する私が走れるか?」という突然の思いつきを実行してみた。
まずはコースの下調べである。実行委員会のホームページからリンクできる地図をもとにネット地図でコースを調べてみた。「ツール・ド・おおすみ SP.大隅南回りコース?」で走ることに決定した。もちろん現地調査無しのぶっつけ本番である。
高低差グラフを見ると6つのピークがあることがわかった。
1 錦江町 大隅池田簡易郵便局付近(7kmで標高差143m)
2 錦江町 笹原峠(3.9kmで標高差163m)
3 錦江町と肝付町の町境(12.5kmで標高差300m)
4 内之浦宇宙空間観測所付近(9.5kmで標高差243m)
5 国見トンネル(4.8kmで標高差221m)
6 かのやばら園(1.5kmで標高差94m)
どこが大変そうかといえばやはり3番目の町境の峠である。はるか30年近く前に自動車でとおったことがある。地方の3桁国道の例にもれず,やたらにカーブが多く一部砂利道だったように記憶する。その後どの程度改修が進んだか気になったが,行けばわかると家を出る。

10月15日(金)
8:45 アコードのルーフキャリアに本日の相棒 アンカーを載せて自宅を出発し,かのやばら園を目指す。現地まで自走し,帰ってくる自信はない。

10:30 かのやばら園着。装備品を点検する。

10:45 かのやばら園を出発。時間的にはかなり遅い出発である。もう少し早く家を出れば良かったと思うがすでに後の祭り。
ばら園を下り,県道545号に出るまでの道は狭く荒れている。

12:45 錦江町川原の富尾小学校跡地で昼食。出発時間が遅かったので昼食の時間が遅くなった。
ここまで1 錦江町 大隅池田簡易郵便局付近(7キロで標高差143m)
2 錦江町 笹原峠(3.9キロで標高差163m)をクリア。
走行時間 1時間33分 
走行距離 34.3km









同じ敷地内に若宮神社というりっぱな神社があった。









参道脇に建てられた金剛力士像。


















13:05 最大の難関,町境の峠に向けて出発。

名所「花瀬公園」の案内看板。私はどうやらあの山の峠を越えることになるらしい。

公園は横目で見るだけで先を急ぐ。従って途中経過の写真はない。




14:15 錦江町と肝付町の町境に到着する。
視線は前方2,3mにおき,遠くを見ないで登ってきた。坂道の先にカーブがあると,あの先は下り坂かも知れないと思いながらペダルを漕ぐ。だが希望どおりになる場合は少なく,視界が開けたとたんさらなるカーブが連なっている(小さな落胆)。
直線の坂道はカーブのある坂道よりもつらい。遠くは見ないで路面の白線だけを見てペダルを漕ぐ。この峠までには長い直線の登坂車線がある。
走行時間 2時間19分 
走行距離 47.2km

町境を超えるとアップダウンが1箇所あり,あとは一気に下り坂となる。

写真は「下り坂 2km」のものだが,この前に「下り坂 4km」があった。7%となるとかなりのスピードが出る。調子に乗っていたら急な横風を受けて車体が大きくふらつき怖い思いをした。その後,横風に注意しながら控えめ運転に徹することにする。






ようやく海が見えてきた。太平洋である。













14:45 岸良海水浴場着
この先に4番目の難所「内之浦宇宙空間観測所」までの峠が控えている。










15:35 内之浦宇宙空間観測所(内之浦ロケットセンター)着。途中で下り坂があって峠を越えたかに思えたが,さらに高く登らないとここまで着けない。

見学は無しで先を急ぐ。

走行時間 3時間20分
走行距離 69.8km




内之浦宇宙空間観測所(内之浦ロケットセンター)からは急坂を一気に下って旧内之浦町市街地に着く。
途中に2つの橋があり,橋の欄干には人工衛星を模した飾りがある。

下る途中で沢山の荷物を積んで坂道を登るツーリング車と出会う。市街地からの方が急坂となっているのでさすがに押していた。年代は私より5,6歳上くらいと見えた。停まって話をしても良かったが,ばら園の閉園時間が気にかかる。お互いに会釈をして通り過ぎる。出会った自転車人はこの人だけだった。


旧内之浦町市街地を抜けると「国見トンネル」の案内標識が見えてきた。
この先を左折し,山に向かう。












16:18 国見トンネルの入口に到着。
麓からここまでは,平坦路もアップダウンも無し。ただひたすらに上り坂のみであった。
全長3300mという長いトンネルなので前照灯と尾灯を点灯し通行する。中はほぼ平坦。

走行時間 3時間54分
走行距離 80.5km




17:45 かのやばら園に無事到着
とっくに閉園していた。駐車場が閉鎖されていないか気がかりだったが,施錠されていないのを確認して安心する。
国見トンネルを下ると小さなアップダウンがいくつかあった。これまで一本道だったが,途中で交差点を通るたびに地図でコースの確認をしながらの走行となった。左折交差点の目印としていた肝付町前田の平野自動車はなくなり,JA共済の看板のみなので要注意。
最後の難関,ばら園麓からばら園まではつづれ折りの坂道である。人によっては一番きつい坂だという。ゴール前の疲れた脚には特につらく感じられるのだろう。座り込む前にアンカーをキャリアに積む。
売店も閉店。
東の空に秋の雲が浮かぶ。

本日の記録

走行時間 5時間12分
走行距離 106.8km
平均速度 20.5km/h
最高速度 57.0km/h(怖かった)

やはり峠コースは大変だったが,ペダルをこぎ続ければなんとか登れるものである。本日(翌日)はふくらはぎが痛い。
登りはともかく,あの急坂を集団で下ることを思うと怖い。したがって私のコース選択肢からは除外する。
コメント (4)
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