多摩平和イベント実行委員会

多摩の市民グループが「戦後60年」を契機に地域の視点から、「戦後」「平和」「民主主義」を考える

なぜ、東京五輪なの。またまた外国人排斥発言、石原都知事よ、もういい加減にして。

2006-09-01 00:11:38 | アピール
 8月30日、2016年五輪の日本からの候補都市が東京に決まったとか。あわせて石原慎太郎東京都知事は、三選に名乗りをあげた。しかしだ、石原都知事は福岡市の応援演説をした姜尚中東大教授の東京批判に対し「どこかの外国の学者さんが」とか「怪しげな外国人が出てきて、あいつは生意気だ」との発言を行ったという。熊本生まれの在日韓国人二世の姜さんを知らないわけがない石原都知事の発言はあきれるほかない。確信犯なのだろう。常に外国人差別発言を繰り返す石原都知事が五輪を成功させるために三選だって。誰か止めてよ。こんな知事に東京の顔だと言われたくない。五輪そのものも東京で開催する意味は全くない。福岡の方が、やる意義は高かったように思う。一極集中の加速化に断固として抵抗したい。
 
 東京のメディアが報道していないニュースに8月26日、九州は対馬で起きた、信じられない事件があった。小泉首相の靖国参拝や石原都知事の外国人排斥発言といったナショナリズム高揚とつながりがあるとしか思えない深刻な事件だ。

地元紙の西日本新聞によると

韓国女子大生 暴行事件 両親「人生が狂った」
       友好の祭典衝撃 対馬市幹部が謝罪

 対馬市の日韓交流イベント「対馬ちんぐ音楽祭2006」のボランティアスタッフとして来日した韓国人女子大学生(22)が暴行された強(ごう)姦(かん)致傷事件を受け、同市幹部は27日、緊急の幹部会議で対応を協議するとともに、急きょ来日した女子大学生の両親に対し謝罪した。市幹部によると、両親は「娘の人生を狂わされた。激しい怒りを覚える」と語ったという。

 対馬市は実行委員会主催の音楽祭を共催している立場だけに、市幹部は一様に沈痛な表情。永尾一二三助役や中島均総務部長ら幹部職員が27日朝から善後策を協議後、長(おさ)信義・市観光商工部長と辻宏幸・市観光交流課長が、来島した韓国人女子大学生の両親の滞在先を訪ね「日韓交流を1つの柱に取り組んできた中で、このような事件が起きて大変申し訳ありません。誠心誠意対応したい」と謝罪したという。

 強姦致傷容疑で対馬南署に逮捕された同市厳原町東里、アルバイト小西太造容疑者(20)はボランティアスタッフとして音楽祭にかかわっていた。長部長は「今後はボランティアの選考についても慎重に考えなければならない」と語った。

 音楽祭は26日夕から同市美津島町の野外ステージで約1500人を集めて開催。小室等さんや森山良子さん、韓国のラブホリックなど日韓のミュージシャン8組が出演し、歌声を響かせた。

 イベント終了後に事件のことを聞かされたボランティアの市民は「国際交流のために毎年ボランティアとして頑張ってきたのに、この事件でせっかくの音楽祭が崩壊していきそうで悔しい」と落胆していた。

 =2006/08/28付 西日本新聞朝刊=

 20歳の若者が、何を血迷ったのか、悪夢ともいえる許されない行為を行った。この背景をメディアはしっかりと報道してほしいと思う。今後、このような事件が続発しないとも限らない。ナショナリズム高揚の一つの事例と思う。
 石原さんよ。いい加減にしてくれるかな。

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